ムネオの日記

ムネオの最新情報

ムネオの歩み

2014年5月

2014年5月31日(土)

 30日、内閣人事局が設置された。中央省庁600人の幹部公務員の人事を官邸が一括管理できることになる。
 安倍首相も「縦割りは完全に払拭される」(朝日新聞4面)と述べている。
 振り返れば、橋本龍太郎総理の時から局長以上の人事は官房長官・官房副長官が事前にチェックし官邸指導をアピールした。
 当時の梶山官房長官は事前にマスコミに出た人事についてはチェンジしたものである。
 橋本総理が100年に一度と言われる中央省庁を半分にする1府12省、中央省庁再編を行い、小渕総理になってから官邸主導は更に強くなった。野中官房長官の下で私も副長官として協議したものであり当時、行政改革もあり御前会議と言われた。
 一部マスコミに当初初代内閣人事局長に事務担当の杉田和博官房副長官が就任と書かれていたが、全くの誤報だった。
 菅官房長官は早くから政治主導で公平・公正な人事を行う組織に官僚出身が着くことなどありえないと明確に言われていたので、私も首を傾げていたが、菅官房長官の言われた通り加藤勝信副長官が就任された。
 間違った記事を書いても訂正もなく、名前を出された人も迷惑したと思うが、この点メディアも真摯に反省し、間違いは間違いと認める方が正しい報道と思うのだが。読者の皆さんはいかがお受け止めだろうか。
 官僚が官邸に媚びるのではないか、情実人事が出てくるのではという話も聞こえてくるが、全くそのような心配はいらない。
 それなりに経験を積んだ政治家は各省庁、顔も名前も、そして若い時からの立ち振る舞いを見ており、将来を考える政治家は日頃から気にとめているものである。
 特に官邸に入る正副長官は私の経験からも人を見る目を持っているものである。菅官房長官の一挙手一投足が更に更に注目されることだろう。
 14時から足寄高等学校同窓会東京支部の総会・懇親会に出席。3年に1回開かれるので久し振りに会う人もいる。懐かしい同級生・先輩・後輩と故郷談義、昔話に花が咲く。
 振り返れば高校卒業して48年になる。早いものだ。亡くなったり、連絡のつかない人もいる。元気に生かされていることに感謝しながらの時間だった。

※写真をクリックすると拡大表示されます

〔高校3年時の担任 恩師 坪谷昇先生〕



〔昭和41年卒業の同級生と〕

鈴木宗男

2014年5月30日(金)

 日朝政府間協議で北朝鮮は拉致問題について特別調査委員会を作り全面調査を行うことが約束された。
 今回の交渉で大きな変化は文書で確認されたことである。調査の状況も日本側に伝え、生存者がいた場合、帰国させると文書で合意されている。
 今迄、文書での約束はなかったのでこの点評価に値するものである。一日も早い拉致問題解決を願ってやまない。
 今回の政府間協議を見る時、朝鮮総連もそれなりに本国にメッセージを送っており、それも活かされたのではと考えるものである。
 拉致問題解決に向けて新しい扉が開かれようとしている。外務官僚の乾坤(けんこん)一擲(いってき)の頑張りを期待したい。
 私が入会している朝の勉強会で佐藤優さんが講演された。
 24日から28日までイスラエルを訪問し、その報告が中心で、イスラエルから見たウクライナ問題、対米国・対中国・対ロシア・対イラン・サウジ等、極めて興味深いお話しであった。
 いつもながらの佐藤さんの分析力に脱帽である。
 その佐藤さんも今回の日朝協議で、文書で再調査の合意がなされたことを評価していた。
 佐藤さんが評価するのだから弥が上にも期待感が高まってくる。
 やはり外務官僚の腕の見せ所である。

鈴木宗男

2014年5月29日(木)

 日本維新の会が一年半で分裂した。石原氏はもともと自主憲法制定派である。昭和48年「青嵐会」を結成した時もその綱領に自主憲法制定をうたい、タカ派グループと言われたものである。
 憲法を含め原発と最初から橋下共同代表とは考え方が違っていた。そこが一緒になったのだからこうなることは時間の問題だったのだろう。
 石原氏・橋下氏はそれぞれ自分の主張、立ち位置で発信出来るが、当選したての若い議員の中には次の選挙を考え、どちらに付いた方が良いのか思案する人もいることだろう。
 出てきては消え、消えては出来るという新党の流れだったが、日本維新の会も御多分に洩れず2年と持たなかった。
 「新党大地」はこの8月で10年目を迎える。この10年間絶えず国会議員を擁して、小なりといえども発信力を持ち、北海道の地域政党として活動してきた。
 ブレることなく「新党大地」「大地に還り、大地に学ぶ」という理念をしっかり訴えて参りたい。
 中曽根元総理の96歳の誕生会が行われたと報じられている。大勲位の存在感、その重みが伝わってくる。
 中曽根元総理のご長寿・ご健勝を心から願ってやまない。
 集団的自衛権を巡り、昨日は衆議院、今日は参議院と集中審議を行ったが、安倍首相と質問者とのやり取りが広く国民に浸透しているかどうか疑問である。
 国家主権・国土防衛、何よりも日本国民の生命・財産にかかわる重要課題である。
 国民の理解が一番大事であることを政府、与野党は肝に銘じてほしいものだ。

鈴木宗男

2014年5月28日(水)

 昨日、袴田巌さんが48年振りに故郷浜松に帰った。
 「お帰りなさい」の声に手を上げて、何とも言えないにこやかな袴田さんの姿に本当に良かったとつくづく思う。
 長期拘置により拘禁症状があり、浜松の病院に転院したとのことだが、お姉さん秀子さんが側にいるので安心である。
 一日も早い回復を願ってやまない。
 それよりも即時抗告した静岡地方検察庁のやり方は人間的でない。裁判官の「5点の衣類等のDNA鑑定関係の証拠及び5点の衣類の色に関する証拠は、刑事訴訟法435条8号の『無罪を言い渡すべき明らかな証拠』に該当する」とした判決文をよく読むべきである。
 密室の取り調べで強圧的に、時に脅迫まがいの、そしてシナリオ・ストーリーに沿った誘導・誤導であえて犯人を作り出すやり方は公平・公正でない。
 袴田さんは真実無罪であると訴えて参りたい。権力を背景に暴走した検察官・警察官を許しておいてはいけない。
 私も国策捜査にあった者として、敢然と悪しき権力とは闘っていく決意である。
 改めて取り調べの可視化を実現しなくてはいけないと強く考えるものである。

鈴木宗男

2014年5月27日(火)

 プーチン大統領が24日サンクトペテルブルグで主要国の通信社(日本は共同通信が出席)代表と会見した際、ウクライナ情勢を巡り日本が対露制裁に加わったことについて「驚いた」と言い「日本が北方領土問題について交渉する気があるのか。我々には交渉の用意がある」とも述べている。
 又、北方領土は四島すべてが交渉対称で「引き分け」の精神を貫けば双方の妥協による解決は可能とも述べている。
 ウクライナ問題が北方領土問題にも影響した形だが、これを逆手に取って逆に北方領土問題を動かす絶好の機会にすべきだ。
 戦後の国際秩序が領土不拡大と欧米は声高に言っている。日本はアメリカの言いなりにならず、日本独自の立ち位置でウクライナ問題に対処することである。
 そしてプーチン大統領に「ロシアは領土拡大を決して望むものではない。戦後の領土不拡大の国際秩序をロシアも尊重しよう。北方領土を日本に返そうではないか」と言わせるようなしたたかな外交をしてほしいものである。まさにピンチはチャンスである。日本外務官僚の腕の見せどころではないか。
 国後島25日の朝の気温は2度、24日の根室市は4度と底冷えがするほどだった。今日、東京に戻ると暑く感じられる。改めて狭い日本と言うが、北から南までさまざまだとつくづく感じるものである。

鈴木宗男

2014年5月26日(月)

 悪天候のため一日短縮されてのビザなし北方領土国後島訪問だった。
 古釜布(ふるかまっぷ)中心の視察、文化交流で特に3日間ともガス・霧がかかり、羅臼山・爺爺岳(ちゃちゃだけ)が見えずこの点、国後島に来たという実感がなく終了した。
 道路整備・公共施設・住宅等、クリル社会発展計画で着実に前進している。韓国企業が応札し、仕事をしているとも聞き、島のロシア化が一層進んでいる。
 一日も早く日本が北方領土で共同経済活動をすることが島の日本化を図る上でも、日本を理解してもらうためにも急務とつくづく感じる。
 お互いの立場(日本・ロシア)を害さないという枠組みでスタートしたのがビザなし交流であり、安全操業である。
 この枠組みで、島で日本の技術力を活かすことを外務省は考えてほしいものだ。
 人道支援で友好の家(いわゆるムネオハウス)・色丹診療所・ジィーゼル発電所・古釜布の桟橋を作った時も日本人作業員は長期滞在をした。ロシアの理解、了解のもとである。
 杓子定規にとらえず現実的対応をして行く中で次の展開が生まれてくるのではないか。
 共同経済活動を島で行うことが少しでも島の日本化に繋がるものだと私は訴えて参りたい。
 ムネオハウスは今回も有効に使われた。私も先見の明はあったと納得するものである。
 12時半、根室港に帰港し、13時から訪問団代表の記者会見。私も出席する。
 午後から根室市内廻りをし、18時から鈴木宗男根室後援会役員との会合。国後島訪問の報告をし、現在の政治状況について私の認識を話す。
 2月9日以来の後援会会合だったが、変わらざる仲間の温かい励ましに感謝の気持ちで一杯である。

鈴木宗男

2014年5月25日(日)

 昨年5月17日以来の国後(くなしり)島訪問だが、この一年の間に古釜布(ふるかまっぷ)港から友好の家まで完全舗装になっている。
 昨年12月に出来たという文化会館も視察してきたが、着実に島のロシア化が進んでいる。
 日本が手をこまねいていたら、日本の出る幕はない。北方四島での共同経済活動を一日も早くする事が、少しでも島の日本化なるとつくづく考えるものである。
 通信事情がよくない為、今日は簡単な報告にしておきたい。

鈴木宗男

2014年5月24日(土)

 米国司法省は連邦捜査局(FBI)・麻薬取締局(DEA)・アルコール たばこ 銃器取締局(ATF)などの連邦捜査機関が容疑者の取り調べの際に原則として録画・録音、いわゆる可視化を7月11日から実施することを報道で知る。
 捜査の透明性と人権擁護は勿論だが、密室で作成される供述調書は信用性がないとする人権団体・弁護士団体・世論に応えた結果であり、さすが米国であるとつくづく感じる。日本の警察・検察もこの点、見習うべきでないか。
 ホルダー司法長官は「憲法で保障された容疑者の人権が守られていることを立証でき、供述についても議論の余地のない記録が残される」と方針転換の意義を強調した(北海道新聞23日夕刊3面)。分かりやすい、そして納得のいくコメントである。
 日本の検察・警察関係者も冤罪をなくすため密室での取り調べの可視化を進んで行うことを今からでも遅くはないから発表すべきでないか。
 検察・警察の職責の名誉の上でも可視化をすることが良いのではないか。間違った権力の行使は許されるものではない。
 昨日は一日、えとぴりか船内で過ごす。昭和14年産まれの元島民代表が子供の頃の島の想い出、島を離れざるを得なかった状況等話され、聞かれた方々も胸に迫るものがあったと思う。
 一日遅れの朝5時に国後島に向けて出航。一年振りの国後島である。
 しっかりビザなし交流の意義を果たして参りたい。

鈴木宗男

2014年5月23日(金)

 ベトナム、ホーチミン市で行われた女子アジア杯サッカーで、日本は準決勝で中国と対戦し、1対1の延長戦後半ロスタイムで、コーナーキックからのボールを岩清水選手が頭で合わせ、劇的な勝利をし、5大会ぶりの決勝進出を果たした。
 岩清水選手は、3年前の世界一になった時も大活躍だったが、昨夜の中国戦も感動的な瞬間を作った。
 岩手県出身であり、東日本大震災で被害にあわれた皆さんに大きな希望を、夢を与え続ける岩清水選手の一層の活躍を期待したい。
 25日の決勝戦は日本の必勝を願ってやまない。

 タイでまた軍事クーデターである。
 8年前にはタクシン首相を失脚に追い込み、その15年前、さらにそれから15年前にも軍事クーデターである。
 タイは国王が絶対的な求心力を持っているとされる。軍も国王との信頼関係のもとで行動していると思うが1日も早く落ち着いてほしいものである。
 1991年のクーデターでは、当時の岡崎久彦駐タイ日本大使が、金丸信自民党副総裁の処に「ODAを止めないでください」と陳情しに来たことがあったと金丸先生がよく話されていたことを思い出す。

 今年のビザなし交流第1陣として、9時半根室港を出発だったが、残念ながら強風のため今日の出航は取りやめとなり、明日の朝5時(現地時間7時)、出航と変更になった。天気は回復に向かっているので明日出られることを待ちたい。
 ビザなし交流は平成3年ゴルバチョフソ連大統領が訪日した際、提案されたもので23年になる。
 当時外務政務次官だったので、ビザなしの十分経緯は承知している。
 平成3年合意されてから5年目の平成7年、国会議員も参加出来るようになり私は衆議院の沖縄・北方問題特別委員長として、戦後日本の国会議員としては初めての北方四島訪問となった。その後、人道支援でもよく訪問し、平成10年には閣僚として戦後初めての訪問もした。
 今回で北方四島訪問は14回目になるが、昨年、一昨年の国後島訪問でも島の変化にびっくりしたが、1年経ってどの様になっているかよく見てきたい。
 島民の皆さんの考えも伺いたいと思っている。

鈴木宗男

2014年5月22日(木)

 昨日、二つの画期的判決が出た。
 一つは、福井地方裁判所は関西電力大飯原発3・4号の再稼働について危険だとして運転差し止めを求めた住民の主張を認め、運転差し止めを命じた。安全性を考える時、当然の判決判断だと思う。
 司法の良識、司法の独自性を示したものと受け止めたい。
 もう一つは、米海軍と海上自衛隊が共同使用している厚木基地の夜間早期の飛行差し止めと騒音に対する損害賠償を国に求めた件で、横浜地方裁判所は午後10時から午前6時まで飛行禁止を命じ、国に70億円の賠償命令を命じる判決を出した。これも司法の良識・独立を示したものである。
 国益とか公益というと今までの国の方針に追随する判決が出てきたが今回は違った。世の中少しずつ変化していると感じるのは私だけだろうか。
 国民の視点で下から目線で裁判官が賢明な判断をされることを今後とも望んでやまない。
 そのことが真に公正・公平な社会になると思うからである。
 16時から5月東京大地塾。今月のテーマは「日露関係と日本 イスラエル共同声明」についていつも通り佐藤優さんから話をしてもらう。
 日本イスラエル首脳会談は日本のメディアは小さな扱いだったが、日本とイスラエルの関係をダイナミックに発展させるものだった
 特にUAV(無人飛行機)サイバー技術など軍事面での協力が大幅に進むことになっている。このことを佐藤さんから詳しく話された。出席者も新たな受け止めをした事だろう。佐藤優さんの視点はいつも目からウロコである。
 明日から今年のビザなし交流の第一陣として私は北方領土国後島を訪問する。一年振りの国後島の変化をよく見て来たい。
 島のロシア人の考え、思いもよく観察して来たいと考えている。

鈴木宗男

2014年5月21日(水)

 元裁判官で袴田事件の1968年、一審死刑判決の裁判官の一人であった熊本典道氏が毎日新聞の取材で、他の二人の裁判官は「自白調書がないと死刑にはできない」として起訴当日に静岡地検検事が作成した調書一通を証拠採用することを強く主張し、この調書で死刑が下されていると話している。熊本氏は以前から公の場で「自分は無罪の心証だった」と発言している。
 私も何度か熊本氏に会ったことがあり、直接聞く機会もあった。
 恐ろしいことである。強圧的取り調べで更に誘導し、事実でないことを言わせ、デタラメの調書を警察・検察は作り、袴田さんを陥れた。
 警察・検察の恣意的・意図的なやり方に改めて憤りを感じるものである。
 読者の皆さんも他人事(ひとごと)と思わず、間違った権力が暴走すると「明日は我が身」ということを考えて戴きたい。
 冤罪をなくす為には取り調べの可視化を実施するのが必要であることをお分かり戴きたい。
 それにしても48年間も袴田さんを拘束し続け、しかも死と向き合わせた検察・警察の罪は重大であり一日も早く再審開始をし、はれて袴田さんの無実を勝ち取らなくてはならない。
 19日、後楽園ホールで行われたボクシングのイベントでWBC(世界ボクシング評議会)から名誉チャンピョンベルトが贈られ、ファイティングポーズをとる袴田さんの姿があった。
 「権力に勝って自由になったんだ」というパンチのきいた袴田さんの言葉にグッと胸にくるものがあった。
 私も再審請求中だが、袴田さんを見習って闘って参りたい。
 7時過ぎ発の新幹線で岐阜に向い、3か所で講演を行う。
 久し振りの岐阜だが、人間関係は有難いとつくづく思うものである。

鈴木宗男

2014年5月20日(火)

 朝日新聞1面トップに「政府事故調査の『吉田調書』入手 所長命令に違反 原発撤退 福島第一所員の9割」という記事に驚く。
 当時、東京電力福島第一原発の所長だった吉田昌郎氏の聴取結果書で明らかになった。
 記事の一部を紹介すると「東京電力福島第一原発所長で事故対応の責任者だった吉田昌郎氏(2013年死去)が、政府事故調査・検証委員会の調べに答えた「聴取結果書」(吉田調書)を朝日新聞は入手した。それによると、東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた。」

 あの時の原発事故対応がどうだったのか、亡くなった吉田所長の名誉のためにも全調書を公表すべきでないか。
 国や東電が伏せていることが他にもあるのではないかと国民は更に疑念を持つことだろう。
 安全対策・避難計画等、不測の事態に備える上でもすべてオープンにすべきと考えるが、読者の皆さんはいかがだろうか。
 朝日新聞は今年に入ってさまざまな分野で大きなニュースを発信している。さすが朝日と感じるのは私一人ではないだろう。
 5月15日は沖縄復帰の日であったが、大きなニュースとして扱われていない。42年という歳月がなせることなのか。しかし今も沖縄は戦後の負の遺産を引き継いでいる。
 日本に駐留する米軍は74%が沖縄に集中している。昭和42年復帰時では沖縄には日本に駐留する米軍は50%(全国比で)だった。それが今74%である。この事実だけを見ても沖縄の痛み、苦しみを理解しなくてはならない。
 米海兵隊の県道104号線越155㎜榴弾砲実射訓練を私は平成8年、地元の矢臼別演習場で引き受けたが、これも少しでも沖縄の負担をなくそうという思いからで私は決断した。
 沖縄に対しもっともっと考えることがあるのではとしみじみ思うものである。
 明日21日水曜日、24時40分からTBS放送 東京6チャンネルで上田晋也の「ニュースの巨人」で私がゲストである。夜中の放送だが、お時間のある方は見て戴きたい。

鈴木宗男

2014年5月19日(月)

 東京新聞の2面に、17・18日行った世論調査の中で「問5」として次のような質問がある。

 日本と密接な関係にある国が武力攻撃を受けたとき、日本が攻撃されたとみなして一緒に反撃する権利を「集団的自衛権」と言います。これまで政府は「憲法解釈上、行使できない」としてきましたが、安倍晋三首相は行使を容認する方向を示して検討するよう政府、与党に指示しました。あなたは、首相の考えに賛成ですか、反対ですか。

 賛成39.0
 反対48.1
 分からない・無回答12.9


 半数が反対であるところに国民は冷静にことの本質を分かっていると安心するものである。
 安倍首相が政府与党に集団的自衛権で指示するなら、同じやり方で歳費の削減・特権的待遇の見直し・定数削減も指示すればよいのではないか。使い分けは公平さを欠く。
 集団的自衛権の件で与党に指示するならば、歳費の削減・定数削減も是非指示してほしいものである。
 安倍首相がバランス感覚を発揮することを期待してやまない。
 一日事務所で仕事をする。月曜日はお客さんも少なく、書類整理等が出来よかった。

鈴木宗男

2014年5月18日(日)

 公明党最大の支持母体である創価学会が、集団的自衛権について見解を出している事を報道で知る。全文、以下の通りである。

創価学会広報室コメント(全文)

 創価学会広報室の集団的自衛権に関するコメント全文は次の通り。
 私ども集団的自衛権に関する基本的な考え方は、これまで積み上げられてきた憲法9条についての政府見解を支持しております。
 したがって、集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、本来、憲法改正手続きを経るべきであると思っております。
 集団的自衛権の問題に関しては、今後の協議を見守っておりますが、国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって、歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望みます。
(5月18日北海道新聞朝刊3面)


 集団的自衛権の行使を認めるなら、憲法改正手続きをとるべきだとして、これまでの憲法9条についての政府見解を支持すると表明している。
 もっともな当然の見解であると思う。
 安倍首相は、「国民の命を守る」と15日の記者会見でパネルを使って強調していたが、国のトップリーダーとして集団的自衛権に関わりなく国民を守るのは当たり前であり、言わずもがなの話である。
 戦争に巻き込まれたり、命に関わる可能性のある政策決定は国民に信を問うべき話である。
 これほどまでに急いで集団的自衛権の行使を決めたいのなら、衆議院選挙を行い、国民に判断してもらった方が良いのではないか。安倍首相の決断で解散は出来るのであるから。
 安倍首相の英断を期待したい。
 大変お世話になった江別市の野村昭松様のご命日なので、8時にお参りに行く。中川一郎先生もお世話になり、その後、私もご厚情を賜ったものだが、得難(えがた)いお方であった。早いもので10年になるが、心からのご冥福をお祈りする。
 日高管内新ひだか町で、新ひだかアイヌ協会主催の「松浦武四郎まつり」に出席。10時からカムイノミ(開式)、イチャルパ(先人、先祖への供養)を厳粛に執り行う。
 松浦武四郎翁が探検の際、アイヌ人からお世話を受け和人とアイヌ人の交流、信頼関係を文書として残している事にちなみ、新ひだかアイヌ協会は、松浦武四郎翁の記念碑を一昨年5月12日に建立し、毎年イチャルパ(先人、先祖への供養)を行っている。
 新ひだかアイヌ協会が大川会長を中心に、こうした尊く重い行事を毎年行っている事に、心からの敬意を表した次第である。
 5月の陽光がふりそそぎ、気持ちのよい会合であった。



〔松浦武四郎まつりにて〕



鈴木宗男

2014年5月17日(土)

 鈴木たかこ代議士が出したTPP(環太平洋経済連携協定)に関する質問主意書の答弁書が昨日、閣議決定された。
 質問主意書の質問と答弁書を全文掲載したい。

 環太平洋経済連携協定で日米両政府が実質的に合意したとする読売新聞報道に関する質問主意書

 本年五月三日付読売新聞一面に「日米TPP 豚肉関税『五十円』に 現行四百八十二円 差額制は維持 牛肉は『九%』」との見出しの記事(以下、「読売記事」とする。)が掲載されている。右を踏まえ、質問する。

 (※正式な質問主意書の答弁書は縦書きである。)

 一.「読売記事」を政府は承知し、その内容を把握しているか。

 二.「読売記事」には冒頭「日米両政府による環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を巡る実質合意の全容がわかった。」と書かれているが、TPPを巡り、我が国政府と米国政府の中で合意がなされたという事実はあるのか。

 三.「読売記事」には、豚肉に関し、差額関税制度を維持する一方で、一㎏あたり四百八十二円の現行の関税を十五年程度かけて五十円へと引き下げるとされている。また牛肉に関しては、三十八.五%の現行の関税を十年程度かけて九%に引き下げるとされている。コメや麦、甘味作物の関税率は原則維持し、乳製品については米国産乳製品を低関税で輸入する特別枠を新たに設定するとのことである。更に自動車に関しては、米国が我が国に課している二.五%の関税率を、「TPP交渉で設定されるもっとも長い期間」で撤廃するとの合意がなされているとのことである。右は事実か。

 四.「読売新聞」が報道している実質合意の内容の下、我が国がTPPに参加した場合、我が国の第一次産業、第二次産業、第三次産業はそれぞれどのような影響を受けるか、プラス面、マイナス面双方につき、具体的な数字を挙げた上でそれぞれ明らかにされたい。

 五.四.を踏まえ、TPP参加が我が国のマクロ経済にもたらす影響はどのようなものか、具体的数字を挙げた上で明らかにされたい。

 六.「読売記事」には「複数の政府筋が二日、明らかにした。」とあるが、TPP交渉の内容について、政府職員が読売新聞社にリークをしたという事実はあるか。

 七.六.の「複数の政府筋」とは誰か、政府として調査をする考えはあるか。また、読売新聞側に問い質す考えはあるか。

 八.TPP交渉に関しては、最終的な合意がなされるまで、その過程を明らかにしないというのが交渉に参加する上の約束であったと承知する。六.の「複数の政府筋」は、その約束を破り、国家公務員法の規定する守秘義務に違反したことになると考えるが、政府として何らかの処分を下す考えはあるか。


 【答弁】
 一について
 御指摘の報道は承知している。

 二から八までについて
 環太平洋パートナーシップ(以下「TPP」という。)協定に関して、お尋ねの「我が国政府と米国政府の中で合意がなされた」という事実はない。したがって、TPPへの参加による我が国の第一次産業、第二次産業、第三次産業及びマクロ経済にもたらす影響について具体的な数字を挙げてお示しすることは困難であり、また、御指摘の報道は合意の存在を前提としているため、これに関し、お尋ねの「調査をする」又は「処分を下す」考えはない。

 明らかに合意はなされた事実はないという。それならばあのメディアの具体的数字をあげての報道は何だったのか不思議な話である。
 TPPに関してはこれからもしっかりアンテナを高く上げて緊張感を持ってチェックして参りたい。
 昼の便で千歳に飛び、14時過ぎから日高管内・新冠町新ひだか町を廻る。肌寒い日高だったが、後援会の人はとても温かく有難い限りである。

鈴木宗男

2014年5月16日(金)

 安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)は報告書を安倍首相に出しそれを受け安倍首相は記者会見で集団的自衛権容認、憲法解釈変更をにじませている。
 昨夜のテレビ報道番組、本日の新聞各紙もこの話で持ちきりである。
 特に新聞各社の社説が興味深い。

 読売新聞は3面で「日本存立へ行使『限定容認』せよ グレーゾーン事態法も重要だ」
 朝日新聞は16面で「集団的自衛権 戦争に必要最小限はない」
 日本経済新聞は2面で「憲法解釈の変更へ 丁寧な説明を」
 毎日新聞は5面で「集団的自衛権根拠なき憲法の破壊だ」
 産経新聞は2面で「集団的自衛権報告書『異質の国』脱却の一歩だ 行使容認なくして国民守れぬ」
 東京新聞は5面で「『行使ありきの危うさ』『集団的自衛権』報告書」
 北海道新聞は3面で「首相が示す『方向性』日本の安全を危うくする」


 という見出し記事である。
 安倍首相と近い考え・慎重な考え・強く心配する考え、それぞれの社の立ち位置がわかる。
 あわせてこれほど受け止め、認識に差があることを国民から選ばれた国会議員はしっかり頭に入れて戴きたい。
 法制懇の報告書は報告書として、国権の最高機関である国会で十分な議論をすることが大事だ。
 民主主義は手続が一番であり、次に中身である。法制懇のメンバーを見てもどのような報告書が出るかは分かりきっていたことである。
 是非とも国民の代表たる国会議員による議論を待ちたいものだ。
 私は集団的自衛権の行使を必要としない環境をつくるのが政治の使命であると考える。
 国会議員の究極の目的は世界平和である。自分の国は自分で守るのは当然である。
 東西冷戦対立の時代ならいざ知らず、今は見えざる敵、テロとの戦いであり、その為には情報の共有、信頼関係である。
 アメリカはかつて世界の警察国家として軍事的にも財政的にも責任を果たしていた。そのアメリカは今や中東から撤退しはじめている。アメリカの言う通りの世界ではない。シリア問題しかり、ウクライナ問題しかりである。
 日本は戦後69年、一滴の血を流さず平和国家としての道を歩んできた。この尊い歴史を世界に胸を張って示すことが日本が国際社会で名誉ある地位を戴ける道である。
 居丈高に、声高に強く言う人が愛国者ではない。控え目に筋を通してここ一番できちんと判断すれば良いことである。
 戦争や有事を想定する前にそうした状況を作らせないようにするのが日本の立場だと思うのだが。
 何かあった時は、時の総理がいかようにも判断できる。内閣が変わるたびに憲法解釈が変わって良いのか。集団的自衛権の行使について違った判断があって良いのかお互い冷静に考えていこうではないか。
 朝の便で千歳に飛び、10時から公益社団法人北海道アイヌ協会総会に出席。
 開会の挨拶の中で加藤理事長からアイヌ民族が日本の先住民族であると政府に認めさせ、アイヌ民族の権利確立に向け国会決議が出来たのも新党大地 鈴木宗男先生のお蔭であると触れて下さった。
 私も挨拶の機会を得たのでこれからもアイヌ民族と共に歩むことをお誓いした。
 17時から私が講師の会があるのでトンボ帰りする。

鈴木宗男

2014年5月15日(木)

 政府の規制改革会議は昨日の農業作業部会で農業を事業化する企業に農業生産法人への100%出資を認めることや、JA全中がトップダウンで農協を指導するやり方の廃止、JA全農の株式会社化などを盛り込んだJA改革案を出している。
 TPPで大変な局面を迎え、農家にとって死活問題に繋がりかねない時に今度は農業団体解体に繋げるやり方は政府もなかなか戦略的だと思う。
 この絵を描いているのも官僚OBや現職官僚の知恵が入っていることだろう。
 規制改革会議の議論は議論で結構だが、机上論でなく現場の個々の農家の声をよく聞いて大胆な改革案を出すべきではないか。
 今、農業に従事している人が特に若い後継者がどんな現状認識を持ち将来に対しどんな心配・不安をしているか、そして何を希望しているかよく聞いてほしいものである。
 真の改革とは上からの押し付けではなく、下からの盛り上がる声で成し遂げられるものである。この点、よく考えてほしいものだ。
 大リーグ田中将大投手がメジャーで初の完投完封で6連勝である。
 日本と同じくメジャーでも通用する田中投手の実力に日本人として嬉しい限りである。このまま連勝街道を邁進してほしいものだ。
 ダルビッシュ有投手も力を発揮している。イチロー選手・青木選手・野手陣も存在感を示している。
 上原投手や田沢投手・岩隅投手・松坂投手と日本人メジャーリーガーは目白押しである。
 日本人ここにありと更なる活躍を願ってやまない。

鈴木宗男

2014年5月14日(水)

 多くの人から「鈴木さん、乙武さんのツイッターに鈴木さんが対談を断ったと出ていますが、本当ですか」という問い合わせがここ数日あり、びっくりする。
 私も乙武さんのツイッターを確認すると
 乙武洋匡「鈴木宗男氏との対談、一ヶ月ほどお待ちしていたが、結果的に『調整できませんでした』との回答。宗男氏がブログに書かれていた『乙武氏と駒崎氏に言いたい。ツイッターとかではなく、顔を合わせて平場で話をしようではない』という威勢のいい言葉は何だったのか」とある。
  秘書に乙武さんとの対談について何か話があったかと尋ねると、毎日新聞社サンデー毎日さんから誌上対談の話があり、サンデー毎日さんからの連絡待ちですとのことだった。
 そこでサンデー毎日の担当者である柳澤さんという方にお電話したところ、「乙武さんの方でインターネットでやりたい。鈴木事務所に連絡とってやりたい」との話だったそうだ。
 再度、秘書・事務所の者に確認したら乙武さん側から何の連絡もなかったとのこと。乙武さんが何を根拠に「一ヶ月ほどお待ちしていたが」と言うのか。
 「威勢のいい言葉が何だったのか」と私に批判的とも受け止める表現をしているが、そっくり乙武さんにお返ししたい。
 きちんと調べず、裏付も取らないで一方的な自分の身勝手な話をツイッターに載せるのはフェアではない。
 乙武さんにお尋ねしたい。「一ヶ月ほどお待ちしていたが」というのは誰と何処とどんな連絡を取っていたのか明らかにしてほしい。
 乙武さんに更にもう一つ言いたいのは事実関係を確認してからツイッターに載せてほしい。
 私の事務所はいつもオープンで、誰でも連絡が取れるようになっている。一本電話でもしてくれたら何でもないことである。
 よく「ホウレンソウ」という言葉を私共は徹底する。「報告・連絡・相談」である。ネット時代といえどもこれが基本である。
 私はベビーシッター事件で私の考え、思いを述べたものである。乙武さんは乙武さんの考えがあって良い。何も否定するものではない。
 私の考え、認識にもさまざまな反応があり、大変参考、勉強になった。私は私の立場でその声を活かして参りたい。
 日本人初の宇宙船船長 若田光一さんが大きな役目を果たし、無事帰還した。
 宇宙からテレビを通じいつもニコニコ笑顔を絶やさない若田さんに同僚宇宙飛行士も気持よく仕事ができたのではないか。
 若田さんに心から「有難う。ご苦労様」と拍手を送りたい。
 昨日・今日と松山千春さんの春のコンサートツアーの東京公演に足を運ぶ。いつも通りの素晴らしい歌声とトークで盛り上がり、ファンの皆さんも大満足したことだろう。
 5500人収容の東京国際フォーラムで毎年、春・秋2日間づつコンサートをしているのは千春さんだけだと業界関係者から聞くにつけ「松山千春」さんは偉大であると仲間の一人として誇りに思うものである。
 昨日は鈴木たかこ代議士と一緒に行ったが、千春さんは「鈴木貴子は独身なので誰かよい旦那さんを紹介して下さい」と5500人のファンに話して下さった。
 千春さんの発言に驚きながらも、心ある人がいてくれたらと期待するものである。

鈴木宗男

2014年5月13日(火)

 サッカーワールドカップ、ブラジル大会のメンバーが昨日発表された。テレビはリアルタイムでメンバー発表会見を流し、本日の新聞各紙も1面で扱っている。
 スポーツ関連記事が1面で扱われることはそうそうあることではない。サッカーワールドカップの関心の高さが伺い知れる。
 ザッケローニ監督が選んだ最強のメンバーで、最高の結果を出してほしいものである。頑張れニッポンと声援を送りたい。
 昨日の朝日新聞1面に「国会議員、不透明な借金頼み『選挙・政治活動に』衆参53人回答 本社調査」33面トップで「議員借金出どころは相手や利息の報告義務なし」と出ている。
 みんなの党前代表 渡辺喜美氏の8億円問題から政治家のお金について国民は厳しい目を向けている。
 政治家自ら政治資金の透明性と情報公開を積極的にすべきである。更に説明責任をしっかり果たしてほしいものだ。
 週刊現代5月24日号に「三匹のおっさん記者、東京地検特捜部を語る」最終回に私の事件のことに触れている。
 三匹のおっさんとは村串栄一元東京新聞記者・村山治朝日新聞記者・小俣一平元NHK記者のことである。
 読者の皆さんにその部分をご紹介したい。

 「あまりに恣意的な捜査」
 小俣 02年、「正義を追及する機関」であるべき特捜検察が、国民から懐疑的な目で見られるような事件が起きました。検察内部の裏ガネ問題を実名告発しょうとした三井環・大阪高検公安部長を強引に逮捕した事件です。
 村串 競売で落札したマンションに実際には住んでいないのに、登録免許税の軽減を受けるため、住んでいると住宅用家屋証明書を偽造申請した などの容疑での逮捕でした。彼が検察の裏ガネ問題を告発すべく、テレビや週刊誌の取材を受けることになっていた、まさにその日に逮捕された。
 小俣 あの事件以降の特捜検察はやることなすこと、ことごとくチグハグです。しかもきわめて恣意的な捜査がまかり通るようになったという印象を私は持っています。
 村山 大阪地検特捜部は、逮捕の数日前に大阪高検から三井さんに対する調査資料を渡され、独自の内偵捜査をほとんどしないまま逮捕に踏み切っていました。それ自体、異常なことです。当時、ある中堅検事は「あんな容疑で逮捕して世論は納得してくれるだろうか」と心配していました。身内の検事の中にも、三井さんの逮捕は、「裏ガネ」という自分達の不祥事を隠すための「口封じ」と疑われても仕方がない、と考えていた人がいました。
 小俣 検察は、この強引な逮捕によって世間から批判を浴びることを恐れていたはずです。そしてちょうどその頃に浮上してきたのが、鈴木宗男氏に関する一連の疑惑です。
 村串 鈴木氏が北海道の製材会社「やまりん」に有利になるような林野庁に働きかけたとする疑惑については、実はそれ以前に釧路地検が一度捜査していたものです。釧路地検は立件を断念し、ボツになっていました。
 ところが東京地検特捜部は、これをまた掘り返した。贈賄側であるやまりん関係者は、すでに時効を迎えていた。そして特捜部は、やまりん側の供述を支えに立件できると判断した。
 小俣 というより、特捜が絵図を書いて、それに沿うようにしゃべらせたと言ったほうが正確かもしれません。公判で検察が描くストーリーに沿って証言させるため、証人用の想定問答集まで用意していたんですから。つまり、すでに地方の検察が立件を断念した事件をあの時期に復活させた背景には、政治的意図があった可能性が高い。裏ガネの問題から世間の目を逸らすために、鈴木宗男事件を無理に仕立てたんだと、私は受け止めています。
 村山 鈴木さんの場合はともかく、関連して逮捕された元外務省職員・佐藤優さんの事件は問題がありました。対ロシア外交の専門家である佐藤さんの容疑は、ロシア情報に精通しているイスラエルの学者を日本に招き、滞在費などを旧ソ連傘下の独立国家を支援する国際機関の「支援委員会」から目的外に不正支出し、「委員会」に損害を与えた、とする背任容疑でした。
 この「委員会」に資金を供与するのは日本だけ。しかも日本政府が決定した事業を執行するだけでした。日本の国益に反する話ではない。問題の支出は事務次官まで決裁しており、佐藤さんの上司の局長は、罪に問われませんでした。
 佐藤さんま有罪が確定しましたが、こういう事件こそ、検察は執行猶予にすべきだったと思います。


 私の逮捕から12年経った。今冷静に客観的に鈴木宗男事件は何だったのかと話題になることだけでも世の中落ち着いてきたと感じる。
 私は今再審請求中である。新しい証拠も多数出てきている。
 やまりん事件関係者も島田事件関係者も「検察に誘導されました。最初から鈴木ありきで公判では想定問答が作られており、答えまで書いてあり、その通り話すように言われました」と今になって明らかにしてくれる人が何人もいる。
 私は闘う。間違った権力と断固対峙して参ることを誓うものである。

鈴木宗男

2014年5月12日(月)

 東京新聞5面「『歳費減額終わる』『身を切る』は空約束か」という社説に目が止まる。読者の皆さんに全文紹介したい。

 「身を切る改革」は空約束だったのか。二割減額されていた国会議員の歳費を五月から元の額に戻すという。消費税増税をはじめ国民の負担が増えている最中だ。特権意識に毒されてはいまいか。
 国会議員の給与に当たる歳費は通常、月額百二十九万四千円。賞与に当たる年二回の期末手当を加えると年間約二千百六万円に上るが、四月までは20%、年間約四百二十万円が減額されていた。
 二〇一一年三月に起きた東日本大震災の復興財源に充てるためにまず約13%が削減され、一二年の衆院選直前には、議員定数削減が実現するまでの間、「身を切る姿勢を示す」として約7%の削減が上乗せされたためだ。
 ただし四月末で期限が切れた。日本維新の会、みんなの党、結いの党は削減幅を30%にする法案を衆院に共同提出、公明党も7%の減額は続けるよう主張したが、新たな立法措置に至らなかった。
 そもそも国会議員の歳費は、主要国の中では高水準とされる。
 歳費以外にも議員には、非課税で領収書の添付義務のない「文書通信交通滞在費」が年間千二百万円支給され、公設秘書三人の給与は国費で賄われる。議員の所属会派には一人当たり七百八十万円の立法事務費、各政党には合計三百二十億円(共産党は請求せず)の政党交付金も支給される。
 財政状況が厳しい折だ。国から得るお金は減らす方向に、と考えるのが筋ではないのか。時間切れを待ち、手取りを増やそうというのは、いかにも狡猾こうかつだ。
 歳費の減額継続に難色を示す自民党は「議員が生活に困窮するのはいかがか」(石破茂幹事長)と説明する。真に受ける国民が、どれほどいるのだろうか。
 四月の消費税増税だけでなく、年金保険料も引き上げられた。復興財源捻出のため、所得税の2・1%上乗せは昨年一月から二十五年間、個人住民税の一律千円上乗せも今年六月から十年間続く。
 国民の負担は増すばかりなのにその痛みを共有しようとせず、国民の代表といえるのか。そもそも7%削減は議員定数を削減するまでの「代替措置」でもある。議員定数の安易な削減には反対だが、約束を守れない国会議員など国権の最高機関の名に値しない。
 歳費の減額を続けるのは当然として、政党交付金などの削減にも努めるべきではないか。国民が「政治とカネ」に向ける視線は依然厳しい。すべての国会議員がいま一度、襟を正さねばならない。


 この通りだと思う。国民に負担を課した消費増税の法案を作ったのは、衆・参国会議員である。
 国民に負担をお願いしながら自分達は定数削減もせず、特権的待遇に甘んじているのは国民から理解されるものではない。
 血を流し、身を削る下から目線の国会議員の出現を願ってやまない。

鈴木宗男

2014年5月11日(日)

 朝日新聞1面トップに「診療報酬不適切請求の疑い、厚労省、半数の調査放置、対象、8,000医療機関」、2面「時時刻刻」にも、紙面の4分の3を使って「厚生局、動かぬ監視役、診療報酬不正請求情報2年放置、被害拡大招く、積み残しあきれる県、指導に医師会側も同席」と書かれている。
 とんでもない癒着でないか。指導する側の官と、受ける民の馴れ合いだ。特に医師会が中に入ってのやり取りは問題だ。その医師会が、診療報酬の増額を求め、それを与党、官側が容認する。政治家のパーティー券や、党への献金をする。紛れもない贈収賄ではないか。
 政治資金規正法の枠内での政治献金ですと、持ってこられ領収証をきちんと切ったにも関わらず、私は逮捕された。正直者が馬鹿を見る現実に憤りを感じている。私は真実を明らかにすべく闘っていく。
 朝日新聞は取り調べの可視化についても、平成26年1月5日、平成26年2月12日の1面でも触れていたが、今回の記事も、流石朝日新聞と思った人は多いのではないか。正しい真実の情報を国民にこれからも知らせていただきたいものである。
 同じく朝日新聞2面「日曜に想う」という星浩特別編集委員の「ロシアとどう向き合うか」というコラムに目がとまる。
 その中で丹波実元駐日ロシア大使が、4月に行われた新宿御苑での安倍首相主催の桜を見る会で、丹波氏は、安倍首相に『「ウクライナ問題でロシアの本質が見えた。国名が変わっても、拡張主義は変わらない国だ。北方領土問題で日本は50年でも100年でも『固有の領土』と言い続ければよい。それが正義ですと訴えたそうだ。まさに「執念の直訴」』と書かれている。
 丹波氏に言いたい。あなたが外務審議官の時「50年も100年も固有の領土と言い続ければよい」と言っていましたか。平成9年の11月のクラスノヤルスク日露首脳会談で「2000年までに平和条約の締結に向け全力を尽くす。平成10年4月の外相会談で「エトロフ島とウルップ島の間に国境線を引く」と提案したのは現実的、段階的解決論ではないのですか」と言いたい。
 外務省を辞めてから、居丈高にさもさも愛国者の様な言いぶりをする丹波氏は、頭に虫が入っている。こういう外務官僚がいたことが日本の不幸であり。北方領土問題が解決されなかった一つの理由であると指摘したい。
 クラスノヤルスク会談でマスコミに言ってはいけない話をして、橋本首相、小渕外相の逆鱗に触れ、私の処に佐藤優さんと来て、土下座した姿が今、鮮明に思い出される。
 「コラ、丹波、50年も100年も俺たちは待てない」という元島民の声が私には聞こえてくるものである。

鈴木宗男

2014年5月10日(土)

 昨日の新聞で民間有識者の日本創成会議の人口減少問題検討分科会は今のような地方から大都市への人口流出が続けば、子供を産む中心世代、20~39歳の女性が2010年から2040年までの30年間で半分になる自治体が全国896市町村になると出ている。
 北海道も現在179市町村で147市区町村が半減することになっている。東京の一極集中を、北海道も札幌の一極集中をすぐ見直さないと国がなくなってしまう。
 出生率・少子化は国の存亡にかかわる問題であり、政治の責任である。早急な対策を考えなくてはいけない。政治の真価が問われる時である。
 8時発の便で千歳から中標津に向い、10時から大変お世話になっている方の告別式参列。12時半釧路発で丘珠空港に向かう。
 わずか1時間半の中標津滞在だが、お葬式はまさに最後の今生の別れであり、私は出来る限り万難を排してお参りすることにしている。
 14時半から5月のウォーク&トークを札幌狸小路から大通公園に向けて行う。
 天気も良く大勢の人に出会いながら新党大地の「大地に還り、大地に学ぶ」を訴える。ウクライナ情勢や消費増税、国会議員の大幅な定数削減を話す。
 5月に入り札幌も春本番となり外で話すのがとっても楽になった。自然の移り変わりを肌で受け止めた次第である。
 17時から5月札幌大地塾。早いもので今年も5月に入ったとつくづく思いながら時の流れの早さに驚くものである。



〔ウォーク&トークin札幌〕





〔大地塾5月例会〕



鈴木宗男

2014年5月9日(金)

 理化学研究所はSTAP細胞論文で不正があったとした小保方晴子研究ユニットリーダーの不服申し立てに対し再調査しないとした。
 STAP細胞があったと小保方氏は記者会見で話されたが、その裏付けはなされていない。
 技術的な問題に政治家が軽々に口をはさむことは慎まなければならないが、研究者として資料等を用いてしっかり説明するのは義務であり当然の責任ではないか。
 今回の小保方氏の問題は世界から日本の科学者・研究者は流用・盗用すると見られたら大変な信用失意に繋がる。真面目に取り組んでいる有為な学者にとってあまりにも大きなダメージになる。
 このことを理化学研究所も小保方氏もしっかり受け止めてほしいものである。
 興味本位でSTAP細胞問題を見るのではなく、日本の信用にかかわることだと私は心配するものである。
 日米TPP交渉は牛肉関税を日本は米国に引き下げる方向で調整していると連日報道されている。合意はしていなくとも合意に向けて調整している流れである。
 昨日、札幌でJA北海道中央会・北海道経済団体連合会・北海道消費者協会などで構成する「TPP問題を考える道民会議」は、TPP反対のビラを配ったと新聞に出ているが、農業団体も道経連も昨年の参議院選挙・一昨年の衆議院選挙では自民党を支援している。
 選挙ではTPP反対と言いながら、当選したら反対せずTPP合意やむなしという姿勢を取る嘘つき政治家・二枚舌政治家を断固糾弾するのが先でないか。
 一般の人ではなく政府与党に向けて厳しく・激しく「選挙の時の約束はどうなったのか」と正していくのが本来の行動と思うのだが。
 ポーズや反対したふりの上から目線の権力におもねる姿は理解されるものではない。
 信念を持ってとことん対峙する農民運動の原点に立ち返った行動をしてほしいものである。
 新党大地はTPP断固反対である。
 朝から札幌市内を挨拶廻り。17時半から苫小牧で新党大地支部の役員会を行う。

鈴木宗男

2014年5月8日(木)

 細川・小泉両元首相が「脱原発」を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立した。
 「『政府が原発再稼働の方針を打ち出しているが、とんでもない安倍晋三首相は原発依存の割合を減らしていく』と言っているが、やっていることは違う」細川氏が声を振り絞れば『原発は一番コストが安い、クリーンだという。大嘘だ。嘘じゃないと言って強引に進めようとする人の気がしれない』と小泉氏が呼応する」(朝日新聞3面)
 76歳と72歳のお二人だが、意気軒高である。
 「脱原発」「卒原発」と各政党が訴えたが、その原発に替わるエネルギーの裏付けは自然再生エネルギーだった。
 水力と言ってももうダムを作れる河川はないと言ってよいだろう。風力と言っても吹くか吹かないか分からない風に頼っても安定性がない。太陽光と言ってもこの狭い日本限られた電力しか作れない。
 一昨年の衆議院選挙・昨年の参院選挙で新党大地は「原発ゼロ」を訴えた。原発に替わる代替エネルギーはロシアの天然ガス・LNG(液化天然ガス)・油と明確にした。
 細川・小泉両氏は2月の都知事選で脱原発を主張し、その裏付けを自然再生エネルギーと言ったが、自然再生エネルギーのコスト等現実を見る時、今一つインパクトがなかった。それが選挙結果に表れている。
 今、日本の総電力の5割はLNG発電で、4割が油・石炭、1割が水力発電である。
 これからもクリーンエネルギーとして、又、地球温暖化の問題からもLNGの占める、果たす比重は高くなっていく。
 私は自信を持って地政学的にもロシアからの天然ガス・LNGが日本にとって現実的で安定したエネルギー供給に繋がると考える。
 細川・小泉両氏の知名度の高さからもそれなりの求心力は持つと思うが、原発に替わるエネルギーとして今の段階での技術研究では自然再生エネルギーでは産業を起すことも安定した電力の確保にも繋がらない。
 私は世界一のエネルギー資源大国ロシアとの協力・連携が日本の国益に叶うものだと信じてやまない。
 朝の便で女満別空港から千歳に飛び、札幌市内挨拶廻り。16時からテレビの収録。札幌も春真っ盛りである。

鈴木宗男

2014年5月7日(水)

 アフリカのナイジェリア北東部で学校が襲撃され、女子生徒100人以上が拉致されたとの報道に驚く。しかも少女たちを売りとばしているとの話に戦慄を感じる。
 アメリカのケリー国務長官はナイジェリアのジョナサン大統領に専門の特殊要員を派遣すると電話している。この点、アメリカの動きはたいしたものである。
 人道的に関する問題では国境を越えてお互い手を取り合って協力して行くことが一番である。
 21世紀はアフリカの世紀とよく言われたものだが、アフリカの民主化・経済発展に日本が果たす役割は極めて大きいと思うのだが。
 地球儀外交と政府は言いながらアフリカにもっと関心を持ってほしいものである。
 アフリカは人種差別をしてきたアメリカを良く思っていない。植民地支配をした英国・仏国はじめ、ヨーロッパにも悪い感情を持っている。
 アフリカの多くの国は日本にシンパシーを持っている。あのアメリカと戦って負けたが、わずか10年で立ち上がった日本を見習おうという思いがあった。
 21世紀、日本が国際社会で名誉ある地位に就くにはアフリカ50数カ国の協力なくしてありえないと考え、私はアフリカに関心を持ち、アフリカを歴訪したものである。
 そしてアフリカ諸国との議員連盟を何十カ国にもわたり立ち上げたりもした。今、中国が猛烈な勢いでアフリカを切諫していると聞く。
 日本の国会議員はもっともっとアフリカに関心を持ってほしい。名実ともに戦略的外交を展開してほしいと願うものである。
 朝から北見市内を廻り、お昼は網走管内置戸町で後援会会合を行い、午後から北見市内留辺蘂町温根湯地区を廻り、19時から網走青年会議所の例会で講師を務めることになっている。
 「北方領土問題解決に向けて」というテーマで北方領土問題の正しい認識・事実関係について話、現実的解決論を述べる予定にしている。



〔置戸後援会会合〕




〔網走JC5月例会〕

鈴木宗男

2014年5月6日(火)

 作家の渡辺淳一さんが4月30日亡くなっていた事を報道で知る。
 私も取材でお会いしたことがあり、強く印象に残っている人物だった。
 1968年和田寿郎札幌医大教授が行なった、日本初の心臓移植手術を批判し、札幌医大を辞め作家に専念するわけだが、今や心臓移植手術は当たり前の事になっている。
 今から46年前のことではあるが、渡辺淳一さんが、そのまま札幌医大に残り、整形外科医であったら「失楽園」はじめ数々の作品は生まれなかったことだろう。
 人生どこで転機があるかわからない。渡辺淳一さんの事だから、医師としても結果を出していたと思うが、作家がやはりあっていたのだろう。
 心臓移植手術を批判した渡辺さんだったが、今、どう思っておられたのか、46年前を振り返りながらお聞きしたかったとつくづく思うものである。心からのご冥福をお祈り申し上げる次第である。
 ゴールデンウィークも今日で終わり、今年は暦通りの会社、地方自治体が多かったと聞くが、国会は会期中でも11日間の長期休暇である。
 安倍首相はゴールデンウィークを利用し、各国歴訪しているが、地球儀外交を率先実行していることは、評価に値するのではないか。後半国会、国民に選ばれた国会議員、与野党の枠を超えて国家国民の為に汗をかいて欲しいものである。
 6時半の羽田発で千歳に飛び、9時から私が会長を務めている軟式野球サッポロリーグ倶楽部の開会式に出席し、午後の便で千歳から女満別に飛び、網走市後援会会合。
 網走にもやっと春の訪れが感じられるすがすがしい季節となってきた。自然の恵みは公平だとつくづく思うものである。


※写真をクリックすると拡大表示されます

〔軟式野球サッポロリーグ倶楽部 開会式〕

鈴木宗男

2014年5月5日(月)

 「こどもの日」に合わせて総務省がまとめた人口推計によると、14歳以下の子供の数は1633万人で33年連続の減少で、総人口に占める割合は12.8%で1950年調査を始めてから1300万人以上減っていると報道されている。
 少子化・子育て対策を国はじめ各地方自治体も訴えているが、実は結んでいない。
 物豊かにして心貧しい日本人と言われるが、50年前・60年前「一姫二太郎」、子供は2人作らなければと良く親が言っていたことを想い出すが、昭和30年後半から高度成長で生活が著しく向上してから子供の数が段々と減ってきたことになる。
 これ程、文化的で快適な生活環境になりながら1人っ子とはどうしてなのか。
 私は団塊の世代でいわゆる戦後ベビーブームの中で生まれている。戦後の爪痕が残り、貧しい時代であった。
 「貧乏人の子だくさん」という言葉も聞かされた子供の頃であった。貧しくとも皆仲良く目を輝かせて生きていたことを想い出す。
 日本人は節度・道義・信義を忘れず助け合って生きてきた。今一度、日本の良き文化・伝統とも言うべき生き方を取り戻すことが「子供は国の宝」という結果が付いてくるのではとつくづく思うものである。
 昨日・今日、釧路は5月晴れである。残念ながら鯉のぼりがはためいていない。これも時代の変化か。
 釧路は千島桜がやっと蕾を作っている。蝦夷山桜は一寸膨らんできた感じである。
 100キロ離れた帯広では開花宣言されている。一寸離れただけなのに自然は差を付けている。これが自然の生業、公平というものか。
 あらためて自然に感謝するものである。

鈴木宗男

2014年5月4日(日)

 昨日の新聞各紙のTPP(環太平洋経済連携協定)の記事に大きな差がある。
 読売新聞は1面トップで「日米TPP実質合意 全容判明 豚肉関税大幅下げ50円」差額制維持牛肉は「9%」
 朝日新聞は9面で「TPP日米協議合意報道を否定 内閣審議官が会見 交渉の不透明さ米議会から懸念」
 日本経済新聞は3面トップで「日米、妥協の解深まるTPP 条件三つどもえ農産品関税率× 下げへの期間×輸入制限全体交渉主導する責任」
 毎日新聞は1面で「検証TPP協議 米に実利関税は死守 甘利氏『進展以上、合意未満』3面トップでは「数字の合意『ない』」
 産経新聞は1面で「豚肉関税50円で調整 TPP日米譲歩 牛肉9-10%」となっている。
 読売と産経はにた認識で報道している。朝日・日経・毎日は慎重な受け止めで書いている。
 4月25日の各紙夕刊から昨日までTPPについて何が真実なのかどこの報道が正しいのか国民は戸惑っていることだろう。
 多国間交渉のTPPでは最初から秘密主義で担当大臣、担当交渉官しか正確な情報を得られていない。
 自由貿易の、しかも特定地域の貿易ルールにこれほどまで国民に何の説明もなく何が真実なのか明らかにならない交渉は初めてである。
 ここは断固国会決議を守れ、選挙公約はどうなったのだと強く声を上げ、嘘つきに良い政治は出来ない、信を問えと世論を喚起するしかない。
 第一次産業に従事している人達は死活的影響を受けるのである。事務的に官僚的なやり方は必ずどこかで大きな反動が出てくることだろう。
 ゴールデンウィークだが、国民から選ばれた国会議員は休日返上で国民の声を代弁して行くべきでないか。与野党問わず闘う政治家が今、求められている。
 大変お世話になっている方の親御さんが亡くなられ、急遽釧路に行きお通夜に伺う。
 これだけは予定にないことだが、私は、結婚等お祝い事は後でも出来るが、人生の最後は一回きりであり万難を排して最後のお参りをすることにしている。この鈴木宗男の流儀は31年前国会議員になった時から変わっていない。人間関係を大事にする私の生き様である。

鈴木宗男

2014年5月3日(土)

 日米両国によるTPP(環太平洋経済連携協定)交渉について「実質合意」がなされていたと読売新聞は25日の夕刊でいち早く報じていたが、今日の朝刊でも差別関税制度は維持するが、豚肉関税は15年程度かけて1キロあたり482円から50円に、牛肉は10年程度かけて現在の38・5%から9%に引き下げると報じている。
 「聖域」と位置付けてきた農産品重要5品目の関税は残ったことになるが、これ程引き下げられると生産農家はやっていけなくなる。
 昨年の参議院選挙、一昨年の衆議院選挙で自民党は「聖域」5品目は守ると公約に歌い、国会決議もしている。
 これから制度として守ったという政府側と国民の代表たるしかも与党政権党自民党はどう国民に説明責任を果たしていくのかその説明をよくチェックしていきたい。
 嘘つきに良い政治は出来ない。選挙で訴えたことは守られると選挙民は期待し、尊い一票を投じている。
 農業団体はTPP交渉すら否定、反対しておきながらこの機に及んでも本当に闘う気があるのか伝わってこない。
 組織防衛にのみ気が取られ、生産農家のことは二の次と言った組織の考えはいずれ農政改革で農協解体に向けて舵を切られていくのではないか。
 補助金等が矢面に立ち世論の風当たりが強くなる雰囲気、空気が権力側の誘導で作られていくのではないか。
 権力側・官僚はしたたかに計算しながらシナリオを作っていることだろう。後で気がついたのでは遅いのである。
 本物の政治家・本当の政治家とはなにか、百万人といえども我行かんの気概をもった確固たる信念のもとに行動する政治家の出現が今ほど求められている時はない。
 現職の国会議員よ、与野党問わず志を曲げることなく筋を通す政治の実現のため人一倍汗をかいてほしいと期待してやまない。

鈴木宗男

2014年5月2日(金)

 化粧品会社会長から8億円の借り入れ問題で辞任した渡辺喜美前みんなの党代表が衆議院に資産等報告書の訂正をしたと報じられている。
 30日に5億5千5百万円と届出し、一日に一億円増の6億5千5百万円と2度目の訂正である。
 これを見て明らかなことは、この「資産等報告書」はいかにいい加減に作られ、形だけの届け出であることかがわかる。
 全国会議員中、何人が正確な資産報告をしているか国民は疑念を持つことだろう。
 億のお金が一日で増えたり減ったりすることじたい、国民の皆さんは理解に苦しむのではないか。
 これは政治資金規正法にも言えることだが、正直により透明性を持って届出した者が政治資金が多いと批判され、逆に政治資金をもらいながら領収書も出さず裏で処理し政治資金として届けず政治資金が少ないことを持って綺麗な政治家と見るメディアに国民も引きずられてしまう。
 よく政治資金規正法はザル法だと言われるが、国民の税金320億を政党助成金としてもらっている(共産党は受け取らず、無所属議員はもらえない)。
 国会議員一人当たり4500万もらっている計算である。尊い税金から特権的待遇を受けている国会議員は自ら「資産等報告書」「政治資金規正法」をしっかり遵守すべきでないか。あわせてザル法と言われない法律を作るべきだ。
 他人の批判をしながら自分を甘やかす姿はどう考えても公平ではない。
 大型連休の間に政治とお金についてよく考え、あわせて衆・参とも大胆な定数削減を与野党の枠を超えて考えるべきではないか。
政治家の価値・存在感を高める上でも現職国会議員の一日も早い決断と実行を期待したい。
 午前中函館市内挨拶廻り。昼過ぎの便で上京し、事務所に入り仕事。
函館は桜が満開で五稜郭公園を車で通りながらもその桜の見事さにハッとする思いであった。
自然の成せる力・技に人間はなんと小さなものかとしみじみ思いながら生きている、生かされていることに感謝するものである。

鈴木宗男

2014年5月1日(木)

 昨日開かれた法制審議会で、取り調べの可視化(録音・録画)について、法務省が試案を出し了承されたと報道になっている。
 それによると、A案は裁判員裁判制度事件に限る。B案はA案に加え、全ての逮捕事件での捜査官の取り調べ、と2案併記だそうだ。
 これだと警察の取り調べの録音・録画は起訴された事件の3%にすぎない。
 やはり全事件の可視化をすべきでないか。冤罪(えんざい)をなくすために全面可視化が絶対必要だと、私は考え行動してきたが、まだ道なかばである。
 私の経験からも密室でストーリー、シナリオ通りに事件が作られていくのだ。
 被疑者よりその取り巻きで将来、参考人、証人になる人達を誘導や誤導し、自分達の都合のよい調書をとり、それが判決の決め手になる。
 検察の誘導によるデタラメなウソの調書が判決の決め手になる。裁判官も検察の調書は頭から正しいと信じてしまう。ここに冤罪(えんざい)を生む温床がある。
 私は被疑者の可視化はもとより、参考人、証人の可視化がもっと重要だと思っている。
 これからも全面可視化に向け私は訴えて参りたい。読者の皆さんのご協力もお願いしたい。

 安倍首相はドイツのメルケル首相と会談、ウクライナ問題について事態解決に向けて緊密に連携し、ロシアとの対話を継続することで一致したと述べている。
 ドイツと日本はアメリカ、イギリス、フランスと違った立ち位置にいることが伝わってくる。
 意味のない制裁よりも対話が大事である。日本がアメリカに、ロシアに対話を働きかけることが、日本の生きる道である。
 安倍首相の乾坤(けんこん)一擲(いってき)の外交力を期待したい。
 午前中事務所でお客さん対応をし、午後の便で函館に向かう。
 18時半から、松山千春さんの函館コンサートに向かう。
 やっと北海道にも桜前線がやってきて函館は今週が桜満開である。
 自然の移ろいは公平にそれぞれの地に季節の訪れを知らせてくれると感謝するものである。

鈴木宗男

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