ムネオの日記

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ムネオの歩み

2009年12月

2009年12月31日(木)

 いよいよ大晦日、一年を振り返ると時の流れ、移ろいの早さに驚くばかりである。特に今年は選挙があったので、あっという間の一年だった。
 私にとって今年一番のニュースは政権交代である。
 8月30日執行の第45回衆議院総選挙は、民主党の圧勝で歴史を作ることが出来た。
 新党大地は昨年11月7日に当時の民主党代表の小沢一郎先生と、選挙協力で合意し、「北の大地北海道からチェンジ」「北の大地北海道から政権交代」を訴え、大きな流れを作る先陣をきったと自負するものである。ご支援いただいた心ある北海道の皆さんに心から感謝したい。
 来年は参議院選挙、8月の衆議院選挙と同じ様に北海道から勝利ののろしをあげていきたい。
 日本航空の債権問題を巡り年の瀬まで関係閣僚が協議している。私は前にも書いたが、日本航空は一旦解体し、抜本的出直しをすべきと考える。今の組合の数のままでいいのか、一般民間会社と比較して恵まれていると言われる給与体系、こうした点を国民にオープンにせずして、ただ支援決定しても将来があるのか。
 私は与党研究会でもこれらの問題提起を国交省にしたが何の返事もない。国民の足として生活路線としての役割はあるので、今のまま飛行機は飛ばし、半年間で国民に理解の得られる経営再建案を作るべきだ。
 どうして日本航空がこのような状態になったのかという説明無しに「法的整理」「債権カット」などもってのほかである。親方日の丸の甘えの構造から一度会社を無くしてから出直すことがまっとうではないか。読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 今年も色々な出来事があり、心に残る言葉がある。
 1月のオバマ米国大統領の就任演説は今でも鮮明に想い出される。「60年前、差別と偏見にあった父を持つ男が、今、あなた方の前に立つ事が出来る」世界のどれだけの人に勇気と誇りを与えた言葉か。言葉は力なりきである。
 6月4日、17年ぶりに釈放された足利事件の菅谷利和さんが「空が全然違いました」と笑顔で語る言葉に万感の思いが伝わってくる。その後「検察は許さない」と言った言葉の響き、いや、叫びを私は重く受け止める。だから私は検察と闘って行く。真の公平、公正、正義のために。
 同じく6月全盲のピアニスト辻井伸行さんが世界のヴァン・クライバーンコンクールでの優勝も感動ひとしおである。優勝したとき辻井さんは「心から両親に感謝します」と話された。当たり前のことが、当たり前でない今の世の中で、この辻井さんの一言はひときわ光る重みのある言葉だった。
 スピードスケートの清水宏保選手が29日に引退表明したが、この日お母さんは「長野五輪を見たときも、今日のレースももらった感動は同じ、こんな幸せな親はいません」と語っている。
 親にとっていつまでたっても子供は子供である。万感の思いで息子をたたえる母親の姿に胸打たれるものである。天国のお父さんが「宏保よく頑張った」と誉めていることだろう。清水親子を知る私としてもお母さんの思いに感激する。
 最近の政治家の言葉として一番に挙げたいのは、民主党の小沢幹事長だ。
 12月15日と28日に普天間基地移設問題で協議した際、「鈴木さん、あの青い海、綺麗な海を埋めてもいいのですか」と言われた。「剛腕小沢」と言われるが、この表現から小沢幹事長の優しさ、思いやり、また、沖縄を心配する気持ちが伝わってきた。小沢さんの「心」を知らない人達が色々なことを言っているが、間違った見方はしない方が良い。
 3月24日大久保秘書が起訴された時、記者会見で涙を流した小沢さんの姿を見て、この人には「心」があると感じた。今、感性のある政治家が求められている。そういった点では「感性、心のある」政治家の一人が小沢幹事長である。
 マスコミ関係者の皆さん、外見や作られたイメージで政治家を見ないで欲しい。8年前メディアバッシングにあい、誰よりも経験している私が言うのだから間違いない。
 今年も無事過ごすことが出来た。講演回数も、政治家関係、選挙応援を除いて42回、月平均3、5回の計算になる。飛行機に乗った回数は238回、いずれも国会議員の中ではダントツと思う。発信する機会を与えられただけでもありがたいことである。
 さあ、来年はどんな年になるか。将来に夢と希望の持てる社会にすることが政治家の責務である。その方向に向けて私は全力を尽くしていく。
 後援会の皆さんご支援いただいた皆さん、読者の皆さん、今年一年本当にありがとうございました。お陰様で政権与党の一員として新年を迎えることができました。来年も決意も新たに頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。

鈴木宗男

2009年12月30日(水)

 28日行われた日ロ外相会談は、特別新しい独創的アプローチと呼べる新しい提案は無かったようだ。日本側からも新しいカードを切ってはいない。原則論をいかに議論しても話は進まない。帰属問題を解決しないといけないと言っているうちは、入り口で止まってしまい出口が見えない。
 私がいつも言うように外交には相手がある。お互いの名誉と尊厳がかかっている。帰属問題で日本の主張が通れば日本100点、ロシア0点である。これでは話が進まない。現実的な解決に向け英知と知恵を出して欲しいものだ。残念ながら基礎体力が問われるところである。
 今日も新聞は小沢幹事長の資金団体の件、石川知裕代議士の事について大きく扱っている。記事の中で「関係者によると」「関係者の話によると」「関係者の取材でわかった」という表現があるが、その「関係者」が問題である。TVの放送で「関係者とあるのは検察です」と極めてわかりやすく説明されていた。
 「関係者」に言いたい。「国家公務員法に触れていませんか」「人権擁護委員会にもかけていい話しです」と弁護士、法律に詳しい人から指摘を受ける。
 小沢事務所、石川事務所もきちんと対応していると思うが、民主主義の根幹に係わることである。
 検察がすべて神様、仏様ではない。間違った判断で「足利事件」「布川事件」と冤罪を作ったのは検察である。「検察に反省や謝罪の心がない。検察の暴走を許してはいけない」といった多くの声が寄せられる。私もその通りだと思いながら、こうした声をしっかり受け止めて参りたい。
 正直者が馬鹿を見る社会にしてはいけない。年の瀬を迎え明日の生活を心配している人が沢山いる時、悪代官、権力者がぬくぬくと生きていく社会であってはならない。声なき声を私は代弁していく。
 午後から議員会館で書類整理をする。今年もあと一日である。

鈴木宗男

2009年12月29日(火)

 岡崎朋美選手が昨日のレースで2位に入り、バンクーバーオリンピック スピードスケート女子500メートル代表に選ばれることが確実になったと報じられている。5度目のオリンピックで、新聞1面に載る岡崎さんの笑顔は、何とも言えぬものがある。ここ一番で自分の力を出し切るその精神力は、凄いの一言である。
 年齢的にも、岡崎選手にとっては最後のオリンピックとなるであろう。悔いのないベストの滑りを期待したい。
 男子500メートルでは、清水宏保選手が5度目のオリンピックを目指したが、残念ながら結果を出せなかった。平成10年2月、清水選手は長野オリンピックで期待に応え、見事金メダルを獲得した。あの時長野市のスケート場エムウエーブで「清水!清水!」と、家内、娘と声援を送ったことが想い出される。表彰台での「小さな巨人」清水選手が、大きく見えたものだった。
 清水選手の頑張りが多くの若手の台頭に繋がり、選手層を厚くしてきた。清水選手が日本スケート界に残した足跡は大きい。清水選手に心から敬意を表し、ねぎらいの言葉を送りたい。
 政治の世界も厳しいが、スポーツの世界もまた厳しいものである。
 午前中議員会館でテレビ、新聞の取材を受ける。昨日、民主党の小沢幹事長と普天間基地移設問題について意見交換をしたが、そのことについての話だったので、正確なやり取り、また私の受け止めについて説明する。
 普天間基地移設問題ではプレイヤーがいない。そう感じながらも、私なりに沖縄県民の思いをしっかり受け止めて、基地の整理縮小・統合に、私の過去の経験、人間関係を活かし、少しでもお役に立てればと考えている。
 夜、恒例の事務所忘年会。お世話になっている事務所の秘書さん方にも来て戴き、一年の労をねぎらう。
 今年もあと2日である。

鈴木宗男

2009年12月28日(月)

 新聞・テレビでは、石川知裕代議士が東京地検に事情聴取されたと報じられている。任意で呼ばれた話がどうして報道になるのか。新聞の記事は石川代議士の写真付きであり、良い印象を与えるものではない。
 「検察側しか知り得ない話が表に出るのは、検察側のリークしかない」と、法曹関係者、マスコミ関係者から伝わってくる。私もそう思う。
 8年前、私がメディアバッシングに遭った際、検察のリークで世論が作られ、

〈そんなに悪い鈴木をなぜ早く逮捕しないのか〉

という世間の空気になっていった。「ムネオハウス」、「三井物産の北方領土ディーゼル発電」、「アフリカODA」で逮捕されると3か月も報道されたが、検察はこれらを事件にすることはできず、その4年前(平成10年)に釧路地方検察庁で既に終わっていた「やまりん」による盗伐事件を「あっせん収賄」という耳慣れない事件として作り上げた。
 内閣官房副長官の就任祝いとして、政治資金規正法の範囲内で領収書をきちんと切った善意の献金を、検察は強圧的な取調べを「やまりん関係者」にし、調書を作っていった。
 二審でやまりんの山田社長が裁判所に「賄賂は持って行っていません。正規の政治献金です。検察に誘導されました」とする上申書を出してくれた。それでも、一審でもそうだったが、二審も「公判での証言より調書の方が信ぴょう性が高い」という判決であった。何と理不尽なことだとつくづく思ったものだ。
 更に、正直に神聖な法廷で述べたことを、裁判官は「信用性がない」と言う。これなら、何のための裁判か。
 正直に真実を言ったら「反省の情皆無」と一蹴される。これが今の裁判である。
 検察が意図的、恣意(しい)的に最初から外堀を埋め、シナリオ、ストーリーを作り、それに沿って事件が作られていく。狙われたらおしまいである。
 検察は手足がないから、勢いマスメディアを使い、世論の反応を見ながら次から次へとリークしていくのである。「権力の暴走」を経験した者として、私には今回の石川代議士のことが8年前の私のこととオーバーラップして見える。「国策捜査」は私の件でやめてもらいたい。
 検察による国民の税金を使った裏金問題を、現職の検察官であった三井環氏が国民に明らかにしようとしたら、検察は仲間を仲間が逮捕するという挙に出た。裏金があったのにもかかわらず、国民に何の説明もない。
 検察官といえども、神様、仏様ではない。検察官である前に人間であって欲しい。
 石川代議士の事情聴取報道を見ながら、8年前の国策捜査を想い出し、改めて正義とは、真の公平、公正とは何かを考えて行きたいと思う。読者の皆さんも他人事とは思わないで欲しい。狙われたら明日は我が身であることを頭に入れて欲しい。
 権力の暴走をとめるのは国民の声である。権力によって人生を狂わされた人が沢山いる。私は弱い人の声、声なき声をしっかり受け止めて、私なりの発信をしていく。正直者がバカを見ない社会にしていきたい。読者の皆さんにも、是非とも御協力、御理解を戴きたい。
 企業再生支援機構が日本航空の支援に向け、日本政策投資銀行などの金融機関に「2000億円の債権放棄」を求めていると新聞に出ている。
 政府は日航を全面的に支援すると言っているが、それならばまず日航の給料体系、ボーナス、労働組合の数、様々な特権等、国民に情報公開し、理解を得るべきではないか。
 「一般の民間会社ならとうに潰れている状態なのに持ちこたえているのは、大きな政治力が働いているからだ。うらやましい限りだ。我々も面倒を見て欲しい。」といった中小企業の社長さんの切実な声が届く。
 日航の再生を本当に考えるのなら、一度会社を整理し、一から出直したらどうだろう。最初から「日航の存続ありき」で動くのではなく、新たなスタートラインに立つことを関係者は検討すべきでないか。
 「一般とはかけ離れた企業年金・給与で、今のまま残してもやっていけないのではないか」といった声も多数寄せられる。ショック療法も時には絶大な効果を生むこともある。一端整理して出直すことも勇気ある決断の一つだと言うことを、是非とも考えて欲しい。
 午前中釧路市内を挨拶回りし、午後の便で上京。中央官庁は今日が仕事納め。地方自治体は29日、30日までのところもある。
 この点もチグハグで、どこにも無駄な悪しき慣例はあるものだと思いながら、議員会館の掃除、書類整理をする。

鈴木宗男

2009年12月27日(日)

 25日・26日行った共同通信社の全国電話世論調査で、鳩山内閣の支持率は47.2%で前回11月の調査に比べ13.5ポイント下がっている。不支持率は38.1%で13.0ポイント増えている。元公設秘書の偽装献金事件で在宅起訴され、それに対する首相の記者会見での説明が理解されていないのが支持率低下につながっていると報じられている。
 確かに一般のサラリーマンが一生涯働いて得る収入を一年で親から貰えるというのは普通想像もつかないし、ただただ羨ましいと思っている人が多いことだろう。そして給料は上がらず、先行き不安の毎日を送っている人が圧倒的に多いこの年の瀬、ふざけるなという気持ちとねたみ、ひがみも加わってくると支持率は更に下がる心配がある。
 12月7日、ゴルバチョフ元ソ連大統領が鳩山総理と面会した際、「トップリーダーは批判される。それに耐えることです。忍耐強く我慢が求められます」とアドバイスしていたことが想い出される。
 「今回の世論調査でも「説明責任を尽くし、改善策を講じて首相を続投すべきだ」が64.3%と最も多く政治責任をとって首相を辞任すべきだ」は21.1%でまだ国民は鳩山首相に期待している。ここはしっかり国民に何回もお詫びし、頭を下げるしかない。
 1月からの通常国会では堂々たる答弁をし、国民に説明責任を果たすことが大事である。
 鳩山首相を批判する自民党だが自民党所属議員も神様、仏様ではないだろう。胸に手を当てて考える必要がある人もいるだろう。国会議員自ら自浄能力を発揮し、政治資金の透明性を高めていこうではないか。
 企業献金、団体献金の廃止を直ちに廃止し、あわせて、国民の税金からいただく政党助成金も廃止することを私は訴える。こうしたことを一つ一つやっていくことが国民の理解を得られることになると私は考えるのだが。
 帯広から北見市に移動し、更に釧路市に廻り、各事務所仕事納め。事務所のスタッフ、後援会の皆さんに心から感謝し、神棚に手を合わせる。今年もあと4日である。


「釧路大祓」



「釧路年末挨拶」

鈴木宗男

2009年12月26日(土)

 行政刷新会議による事業仕分けで、廃止の認定が下された『外交フォーラム』について、12月3日付のムネオ日記で、外務省が同誌を第3種郵便制度を用いて各方面に配布していることは、同制度の趣旨に反し、違法行為になるのではないかと指摘した。このことを4日付で外務省に質問状を送付したところ、今日以下の回答が届いた。読者の皆さんに全文をご紹介したい。

 東京都千代田区永田町2-2-1
 衆議院第一議員会館224号
 新党大地代表 衆議院外務委員長
 鈴木宗男殿
 平成21年12月25日
 外務省大臣官房

 平成21年12月4日付質問状に対する回答は下記のとおりです。

(問1、問2及び問4)
・外交フォーラムを作成し、発行しているのはどこか。
・外交フォーラムは毎年何冊発行されているか。
・外交フォーラムの執筆者に対する原稿料は一人あたりいくらか。また、その費用を負担しているのはどこか。

(答1、答2及び答4)
 外交フォーラムは都市出版社株式会社が発行している。同社に聴取したところ、毎年の発行部数については公称30000部であり、原稿料については、執筆者の経験等によって異なるが、400字詰め原稿用紙1枚あたり3,000円から6,000円(税込み)である。

(問3) ・外交フォーラムの一冊あたり発行費用はいくらか。


(答3)
 お尋ねは、民間企業である都市出版株式会社の経営に係る情報であり、外務省として承知していない。
 
(問5) ・外務省は外交フォーラムを毎年何冊買い上げているか。また、その費用は総額でいくらか。

(答5)
 平成21年度は、年間で約108,000部購入している。費用は総額で約71,600,000円の見込みである。

(問6)・外務省は買い上げた外交フォーラムを国会議員はじめ各方面に配布していると承知するが、その具体的配布数、配布先及び配布に係る費用を明らかにされたい。

(答6)
1.主な配布先は次のとおり。
① 外交政策に関わっている人(国会議員、政党関係者他):約800部
② 中央において外交に関する世論形成に影響力を持つ人(マスコミ、学識経験者、経済団体他):約1,800部
③ 地方等において外交に関する世論形成に影響力を持つ人(教育委員会、国際交流団体、商工会議所等):約1,400部
④ 海外の日本研究機関等:約2,100部
⑤ 図書館(公立、大学図書館):約1,300部

2.配布に当たっては、一般競争入札にて、落札した業者に発送を発注している。外交フォーラムの国内発送経費は、年間で6,500,000円、海外発送経費は年間で5,983,200円になる見込み。

(問7及び問8)
・外務省は外交フォーラムを、第三種郵便を用いて配布していると承知するが、確認を求める。
・外務省が買い上げた外交フォーラムを、第三種郵便を用いて配布していることは、同制度の趣旨に反し、違法行為に該当するのではないか。

(答7及び答8)
 1.外交フォーラムについては、平成7年5月29日に、発行元である株式会社都市出版が第三種郵便物の定期刊行物としての認可を受けていると承知しており、当省からの送付についてもこれを活用してきた。
 2.同社は、今般の御指摘を受け、改めてその条件等につき確認した結果、第三種郵便物の利用取りやめの届出を提出する予定であると承知している。このため、外務省としても、今後は他の送付方法を活用して送付していく考えである。ちなみに、外交フォーラムについては、事業仕分け結果を踏まえ、来年度以降、外務省としての買い上げを廃止する方針である。
 3.なお、これまで「有料発売条件の算定」の詳細については、本年7月の時点で関連の質問主意書が提出され、これに対する答弁書(平成21年7月17日内閣参質171第229号)において政府として回答していたことから、外務省としても、その時点で株式会社都市出版から「有料発売条件の算定」についての情報を収集の上、確認を行い、措置を講じる必要があったと考えている。また、今般の御指摘を受け、外務省が一括購入を行った上で第三者に配布しているその他の定期刊行物については第三種郵便を用いていないことを確認した。
(了)

 私はこの外務省の回答を評価する。指摘された事実を率直に認めようとする姿勢は多としたい。
 12月2日、田中明彦東京大学副学長、北岡伸一、山内昌之東大教授らは、外務省が『外交フォーラム』を買い上げる制度を求めて記者会見をしている。外務省と組んで動いていた彼らは、この回答を見てどの様に考えるか。
 彼らは2日の記者会見で、国益の観点から、外務省が『外交フォーラム』を買い上げる制度を維持せよと主張していた。しかし彼らは決してボランティアで原稿を書いていたのではない。相当の額の原稿料を受け取っていたのだ。
 彼らは表向き国益云々を訴えるが、彼らが本当に心配しているのは「私益」ではないのか。今日の外務省の回答は、田中氏や北岡氏、山内氏らに較べれば遙かにマシなものだ。
 話は少しそれるが、『外交フォーラム』2002年5月号に、「今こそ“外交不在”を克服するとき」との見出しで、田中氏が当時の小島明日本経済新聞社論説主幹、給田英哉丸紅経済研究所会長、宮内義彦オリックス株式会社会長と会談する内容の記事が掲載されている。その中で田中氏は、次の様に私を批判している。

〈最後に鈴木宗男議員の問題です。表面化したのは偶然ですが、実際には一九九〇年代後半からずっと続いてきた問題です。(中略)つまり、自民党の五派閥領袖体制が消滅して、派閥の長に言えばまとまるという体制ではなくなったとき、地元利益を誘導する政治家に対してどう役所が対応するかという回答がない。なぜこれが外務省で起きたかというと、外交問題と内政問題が結びつくようになってきたからです。冷戦時代、派閥体制がしっかりしているときには、派閥の長がそれなりに内外政の区別をしていた。ところが派閥の長が九〇年代に入って、自民党体制の中で機能しなくなった。そして外交関係者が内政に関連したことをやろうとするとき、どうしても自民党の先生に頼らざるを得なくなる。そしてその先生が突出したことをやっても、抑える領袖がいなかったという問題だと思います。〉(13頁)

〈それから自民党の先生方の意識も、依然として許認可権に関わる執行面に問題があると、役人を呼びつけてなんとかするというのが政治主導だということになっている。ですから、今回の鈴木議員の問題をきっかけに、大臣と副大臣と政務官がチームを作って官を主導するかたちで物事が動いていく方向に進むのであれば、日本の政治システム全体としてみると、いい方向に動いたと、私は期待を持っています。〉(16頁)

〈鈴木議員のような人を排除するところまではできたけれど、その後政治が外務省を指導する体制を実質的につくり上げられなかったら、やはり外交は機能しないでしょうね。だから、政治の側から、大臣や事務次官、局長に、外交戦略について積極的なインプットをするような体制をつくっていかなければ、いつまで経っても外交不在という漂流は続く感じがしますね。〉(17頁)

 田中氏は一体何を根拠にこう言うのか。この点について私は田中氏に14日付で質問状を出したのだが、田中氏の回答は「私としてお答え申し上げる点はございません」というものだった。何と不誠実な対応か。田中氏は国民の税金の尊さ、重さをいかほど理解しているのだろうか。
 密約問題や在外職員の手当の問題、そしてこの『外交フォーラム』への対応を見ると、少しずつではあるが、外務省においてもようやく自浄能力が発揮されつつあるのかと感じる。これも政権交代の成果であり、ビロード革命が進んでいる証である。
 しかし、私は手放しで外務省を認めているわけではない。
 元々私は、この質問状を河相周夫外務省大臣官房長あてに出している。しかし、今日届いた回答の差出人は「外務省大臣官房」となっている。
 「責任者は誰だ」と河相官房長に問い合わせをしたところ、河相官房長曰く、「これは岡田外務大臣の決裁も得ており、外務省全体としての決定です。所管は報道官です」とのことだった。しかし常識的に考えても、普通は差出人の名前を書くものである。所管が報道官ならそう書けば良い。手紙を書くマナーとして失礼な話だ。
 この様な所に、社会通念とずれた外務省の姿が見え隠れする。残念ながら外務省の努力もまだ不十分だ。この点は厳しく指摘しながら、今後の外務省の対応を待つこととしたい。
 今日は午前中札幌事務所で年末の仕事をする。午後列車で帯広に入り、後援会の会合等を5つこなす。
 今年も残りわずか、慌ただしさを増してきた。

鈴木宗男

2009年12月25日(金)

 鳩山首相の昨夜の記者会見につき、新聞、テレビの報道は厳しい物言いになっている。
 秘書の責任ではあるが、政治家には政治資金団体の監督責任が伴う。その点については、鳩山首相は率直に何回も国民にお詫びした方が良い。
 かつて「秘書の責任は国会議員の責任」と自ら指摘していたことについて「過去の発言を否定するつもりはない。ただ今回の件に関して、自分が私腹を肥やしたという思いは一切ない」と答えているが、言い過ぎは言い過ぎだとお詫びした方が良い。自分は私腹を肥やしたという思いは一切ないと言ったらふたもない。お母さんからのお金で政治活動をし、そのこと自体が自分の生活の一部であったと国民は受け止めている。
 とにかくサラリーマンが一生働いて得られる収入を一年で母親からもらっていたことは事実であり、一般の金銭感覚では到底理解されない。いずれにせよ、国民にお詫びをするのが一番である。心からお詫びをしていくことにより、国民もそれなりの理解をしてくれることだろう。
 私の所には、「鳩山首相の方より、鳩山邦夫代議士の方が問題ではないか。2007年から年間3億円母親からもらい、それ以前の分も足すとトータルで10数億円になる。これは脱税行為ではないのか。国税はなぜ動かないのか」「鳩山邦夫代議士は事務所のお金が200万、300万なくなったと言っては警察沙汰にしてきた。そんな神経の持ち主が年に3億もらっていて知らなかった、わからなかったと言っているが、ウソつきだ。脱税と政治資金規正法違反の両方に該当するのではないか」といった厳しい声が寄せられ、事務所にはFAXも届いてくる。「鳩山邦夫代議士は『兄は潔くない』と公の場で口にしたが、鈴木さん、その言葉をそっくり 熨斗のしを付けて返してやって下さい」といった声も寄せられる。
 鳩山邦夫代議士には、是非とも説明責任を果たしてもらいたいものだ。鳩山首相は記者会見をして、その説明をされたのであるから。
 私の所には「2002年9月、鈴木さんは事務所担当者のミスで一億円の政治資金の未記載で、政治資金規正法違反で起訴されていますね。鈴木さんは一億円で起訴されているのに、今回何億円も届出を出していないのに何のおとがめもない。検察はその時その時の、恣意しい的、意図的な判断をしていますね」という話も多数来る。「検察は本当に公正、公平ではないですね。非常に不信感を持ちます」といった指摘もある。検察はこれらの声にどう答えるか。
 「知らなかった」「わからなかった」で済むならば、なぜ私の時は事件になったのか。政治資金については私も秘書任せであって、私から「収支報告書に載せるな」などと言ったことは一度もない。それにもかかわらず、私は事件を作られてしまった。
 心ある多くの人からこの様な指摘を受けると、私も「検察は身勝手な判断をするものだ」と感じざるを得ない。何が正義か、検察もよく考えるべきではないか。
 かねてから私が30本以上の質問主意書を提出し、政府に強く求めてきたアイヌ民族の権利確立に関し、鳩山首相の強いリーダーシップにより、本日「アイヌ政策推進会議」が立ちあげられ、そのメンバーが発表された。
 アイヌ民族が5人も入っており、更にアイヌ文化の振興に熱心な釧路市阿寒湖畔の大西雅之鶴雅グループ代表も入っている。非常に時機を得た立ち上げで、アイヌ民族も大きな期待を寄せることだろう。
 私も「大地に還り、大地に学ぶ」を新党大地の理念とし、自然と共生してきたアイヌ民族の伝統文化を、新党大地の原点としてきた。
 アイヌ民族の更なる権利確立を図り、アイヌ文化を更に推進すべく、頑張って参りたい。

鈴木宗男

2009年12月24日(木)

 国民生活を守る平成22年度予算政府原案を決定する時期にも関わらず、議員会館は静かなものである。与党、野党それぞれ自分達の立場に実感が沸かず、ピンと来ていないのか。事業仕分けであれだけ国民の関心を呼んだのだから、それに基づいた予算編成に、もっと緊張感、緊迫感があってもいいのではと考えるのだが…。
 政治主導と言うのなら、なおさら与党内で議員同士が政治力を競って然るべきとも思うのだが。これではやっぱり官僚のてのひらに乗っていることになる。
 私なりに受け止めるのは、平成22年度予算の概算要求は自民党政権でしたものであり、それに手を加えただけだ。本格的な鳩山政権の予算は23年度からだと自分自身に言い聞かせながら見守ることにする。
 釧路市のコールマイン、札幌、函館、帯広の知的クラスター創生事業はじめ、北海道に関係する予算には、私は私なりにビシッと手を打ち、遺漏いろうなきを期している。
 22日の毎日新聞夕刊に東大教授の山内昌之氏による「学術と外交は『仕分け』できるか 『外交フォーラム』と『ジャパン・エコー』 外務省による援助継続を」との見出し記事があるので、一部を紹介したい。

 一般的にいえば、こうした雑誌の経営は商業ベースで成功することが望ましい。しかし現実には、今の日本において国際情勢分析や日本外交政策についての情報を商業ベースで発信することは不可能に近いのだ。現に最近、高い水準で海外情報の分析を提供してきた新潮社の『フォーサイト』も休刊を発表し、国際交流基金の『をちこち』も刊行を停止した。
 民主党連立政権は、普天間問題はじめ日米安保条約50周年にかかわる懸案、鳩山由紀夫首相の温室排ガス25%削減の野心的ビジョン、東アジア共同体構想と日中関係の強化など、新たに発信すべき重要メッセージが多いはずだ。こうした発信の季節に日本外交が自ら貴重な手足を捨てるのは腑に落ちない。
 『外交フォーラム』は若い世代の学者やNGO関係者やジャーナリストを発見し育てる役割も果たしてきた。この人的遺産の意味ははかりしれない。
 『ジャパン・エコー』はフランス語やスペイン語やアラビア語でも出すことで、アフリカ、中南米、中東などの外交フロンティアにも果敢に日本からの発信を担ってきた。総じて、今回の仕分けによって日本の文化や政策の高い水準と深い基礎を海外の人びとと共有する機会を失うことはまことに残念なことだ。
 鳩山首相や岡田克也外相がまさに大局的見地に立って21世紀日本の国益と「地球益」に貢献すべき雑誌の刊行継続に温かい理解を示されることを心から期待しておきたい。
(12月22日毎日新聞夕刊3面)

 外交フォーラムは一体どこに配られ、どう活用されているのだろうか。国会議員に送っていると言うが、外務委員長たる私のところには届いていない。一流の執筆者がいかほどの原稿料を取っているのかも明らかにされていない。
 高名な学者が手弁当で、自ら「国益」に貢献したいという思いで、ボランティア精神で執筆するのなら、7000万円も外務省が出す必要はないのではないか。学者さんがそれほどまでに「国益」と言うのなら、まずは身を持って手弁当で原稿を書き、極力無駄をなくすことを実践した方が、国民の理解を得られるのではないか。
 「外務省の代弁をしているとしか思えません」、「自分達のビジネスにしています」といった声が、学者、評論家から私の所に寄せられていることを、読者の皆さんにお伝えしたい。
 外務省は「外交フォーラム」の買い上げをやめて、別の手で雑誌の立ち上げを考えている様だが、国民の税金を遣う以上、透明性を確保し、必要か不必要かをしっかり「仕分け」することが一番であることを、私は強く主張していく。

鈴木宗男

2009年12月23日(水)

 「核密約文書 佐藤元首相邸に 日米首脳『合意議事録』 沖縄持ち込み 存在 初の確認」と、22日の読売新聞夕刊は一面トップで扱っている。
 今日の読売朝刊1面では「『核密約』 佐藤元首相邸に文書 『真実残すことが大事』 元通産相 次男の信二氏公表」と出ている。
 今日の朝刊各紙は追っかけで、それぞれ次の様な見出しで報じている。

・朝日新聞   核密約文書が現存 佐藤元首相宅に保管 沖縄再持ち込み 日米首脳、署名(1面)
・毎日新聞   核密約文書 佐藤元首相宅に 沖縄持ち込み 日米首脳の署名(1面)
・日本経済新聞 核密約文書が存在 佐藤元首相遺族が保管 「外務省、受け取り拒否」(1面)
・東京新聞   密約文書 佐藤元首相宅に 沖縄へ核持ち込み容認 遺族が保管(1面)

 と、いずれも大きな記事である。
 自民党政権時代、「密約はない。ないものはない」と言ってきた外務省は、何を考えていたのか。元外務次官、担当局長が「密約はあった」と言ってきたのにもかかわらず、私の質問主意書に対しても「ないものはない」という、木で鼻をくくった様な答弁書であった。
 答弁書は閣議で決裁される。各国務大臣まで騙してきた外務官僚の罪は重い。あわせて、官僚政治の最たるものであった。来年の通常国会で外務委員会は国民の目線に立ち、真実を明らかにしていきたい。
 当時の日米関係からして、日本は弱い立場にあり、受け入れなければ沖縄返還はできなかったのかもしれない。呑まざるを得ない日米関係であったと思う。
 私が言いたいのは、時間が経ち、アメリカの国立公文書館でも密約の存在が確認され、更に元外務次官、担当局長までが「密約はあった」と言っているのにもかかわらず、「ないものはない」とウソをつき、国民を騙してきた外務官僚の態度は看過できないということである。しっかり真相を質していきたい。
 開かれた外務委員会として、国民の皆さんに情報の透明性確保、情報の開示を果たして参りたい。来年の通常国会が楽しみである。
 今日は天皇誕生日である。13時から宮中で陛下の誕生を祝う宴会の儀に出席し、陛下のご健康と皇室のご繁栄を、鳩山総理以下出席者全員で心からご祈念申し上げる。「天皇陛下晴れ」とも言うべき素晴らしい天気で、皇居はいつにも増して映えていた。
 16時から横浜市でのJR総連議員団会議で講演。約一時間、冤罪、取調の可視化、検察のあるべき姿等について、私の経験、考えを話す。
 18時から、私がお世話になっている会社の東京での忘年会に出席する。
 今日は日程が重なり、横須賀市でのペルシャ湾掃海派遣の会の定例会に出席できなかったのがとても残念である。来年は是非とも参加したいものである。

鈴木宗男

2009年12月22日(火)

 鳩山首相は子ども手当に所得制限を設けず、ガソリン税などの暫定税率は維持すると表明した。
 民主党は子ども手当について所得制限を求めていたが、これは公約を守り、暫定税率についてはマニフェスト違反ということになった。2.5兆円の減税は魅力ではあるが、この分の税収をどう補填(ほてん)するかとなると、簡単にはいかない。環境税の導入など、一年以内に結論を出すことを鳩山首相は昨日述べているが、トータルで考えれば、責任ある政治の第一歩と受け止めたい。
 マニフェストは国民への約束だが、すぐ一年で100%やれというのは無理がある。少なくとも4年の任期が担保されている限り、この間にやるというのが一般的な受け止めだろう。
 鳩山首相の厳しい顔つきには、トップリーダーとしてのそれなりの雰囲気が見て取れる。ここは自信を持って、決断と実行の政治を行ってほしい。
 小沢一郎民主党幹事長は昨日のテレビ東京の番組収録で、次の様に語ったと報じられている。

公設第一秘書の大久保隆規被告について「無罪になると思っている」と語った。東京地検特捜部の捜査に関しても「私も秘書も違反していない。同じように処理した人がとがめを受けない。なぜ僕の事務所だけ強制捜査されるのか」などと反発し、「国民のために公平、公正に権力を使用しなければならない」と捜査当局側をけん制した。
(産経新聞2面)

 私も東京地検特捜部の恣意的、意図的な国策捜査を受けた者として、小沢幹事長の思いは良くわかる。権力が暴走すると恐ろしい。
 私の場合でも、平成10年に釧路地方検察庁がやまりん盗伐事件の捜査に着手し、私の周辺も調べた。しかし立件できないと判断した。それが4年も経ってから東京地検特捜部が受託収賄でしゃにむに事件化した。
 領収書を切り、政治資金規正法の枠内の政治献金であるのに、とにかく「鈴木ありき」でやってきた。これで捕まるなら政権与党の政治家は誰でも「明日は我が身」である。
 日本歯科医師政治連盟が診療報酬を自民党議員に依頼し、500万円から1000万円の献金を自民党の政治資金団体「国民政治協会」を通じ、それぞれの自民党議員にひも付き献金した事実が明らかになっているのに、事件にはならなかった。これは、権力側が権力と組んだ一つの例である。こんな不公平なことをしていて何が正義かと言いたい。
 冤罪も、検察がチェックすべき大事な点を見逃した結果起きているのではないか。読者の皆さんも、是非とも何が真実で正義なのか、よく考えて戴きたい。
 自民党の鳩山邦夫代議士は、平成14年頃より母親から毎月1500万円、平成19年からは月2500万円、年間3億円もらっていたと報道されている。「総裁選にお金がかかるからと言って要請しておいて、『知らなかった』で済むのか」、「完全な脱税行為ではないのか」、「国税当局も検察に使われるのではなく、国民の目線にたってなぜ立ち上がらないのか」といった電話やFAXが、報道されてから沢山私のもとに届いている。この声に国税当局は何と応えるのか。検察に都合良く使われるだけでなく、独自性を発揮すべきでないか。
 年の瀬、明日の食事、生活を心配しながら、その日暮らしをしている人もいる。「公僕」と言うなら、もっと公平、公正を旨として対処すべきではないかと思うのは、私だけではないだろう。天国と地獄を見た者として、私は声なき声をしっかり受け止めて闘っていく。
 8時の便で東京に戻り、議員会館で仕事。
 お陰様でひっきりなしにお客さんが来て下さる。有難い限りだ。
 忙しいことは良いことだと思いながら、生かされていることに感謝したい。

鈴木宗男

2009年12月21日(月)

 朝日新聞世論調査によると、鳩山内閣の支持率は48%で、前回調査(11月14日・15日実施)の62%から大きく下落している。不支持率は34%(前回21%)と出ている。
 鳩山首相がリーダーシップを発揮しているとは「思わない」人が74%にも上り、これは印象面で負けていることになる。ぶら下がりでの言葉遣い、発信力、ぶれない姿を全面に出せば、受け止める側の見方も変わると思う。この辺は官房長官、副長官の果たす役割も大きいと思うのだが。
 毎日新聞の世論調査でも、鳩山内閣の支持率は55%で、前回調査(11月21日・22日実施)より9ポイント下がり、不支持率は34%で13ポイント増えている。ここでも指導力不足の印象が支持率低下に繋がっていると書かれている。
 いずれにせよ、鳩山首相のこれからの頑張り、努力で変えられる話であり、心配することではない。「宇宙人」という、何かつかみどころのないニックネームでスタートした鳩山政権だが、ここは道産子(どさんこ)の「じょっぱり」、頑固さ、したたかさを持って事に当たれば、道は(ひら)ける。変身する鳩山首相を見たいものである。
 それにしても、鳩山政権発足時は70%後半もの支持率であったが、3か月で3割近く下がるとは…。期待感が高かったが、その割には結果を出せていないと国民は受け止めているのだろう。詰まるところ、鳩山首相は裂帛の気合いを持って発信していくことである。そうすれば、おのずから理解を得られる。
 8時半千歳発で上京。議員会館で仕事。
 16時半大阪に向かい、19時から兵庫県三木市長選挙の稲田三郎候補の応援。
 昨日行われた東京都東久留米市長選挙でも、17日に応援に行った馬場一彦氏が自公推薦候補を接戦で破っている。「この流れを三木市でも」と思いながらの演説だった。

鈴木宗男

2009年12月20日(日)

 読売新聞が行った18・19日の世論調査の結果が出ている。
 内閣支持率は55%、2週間前の調査に比べ4ポイント下がり、不支持率は33%で前回調査に比べ4ポイント上がっている。一ヶ月前の調査では支持率63%、不支持率27%であったから続落していることになる。しかしまだ半分以上の人は鳩山内閣に期待していることになる。
 来年度予算に向け、ここで鳩山首相のリーダーシップを発揮することが一番国民にわかりやすい姿である。「私はこれをやる」と堂々と国民に訴えることを期待したい。
 毎日新聞7面にルーマニア革命20周年にあたりイリエスク元大統領がルーマニアの独裁者チャウシェスク元大統領を処刑した時の模様を生々しく語っている。市民の命を守るため一刻も早い決着が必要でチャウシェスク夫妻は銃殺され、その処刑映像はテレビに流れ今でも鮮明に覚えているが、権力があるかないかで歴史が変わった一瞬である。
 今、日本でもビロード革命が進行しているが、血を流さず静かにそして選挙という民主的手続きによって選ばれた鳩山政権である。ここは自信を持って果敢に国民の目線にたった政治を行ってほしい。必ずや評価が高まることだろう。
 チャウシェスクが死んでから20年、10年前に当時のプーチンロシア大統領が来日し会談した時、チャウシェスクに関する貴重な話をされたことが思いだされる。
 昨日のうちに帯広に入り、今朝は9時から私の帯広事務所佐藤守正秘書の告別式、62歳早すぎる旅立ちである。葬儀委員長として佐藤秘書に心からのお別れの挨拶をする。
 12時から帯広市議会議員有城正憲氏の奥様の告別式で弔辞を読む。昭和58年から大変お世話になった奥さんである。60歳やっぱり早すぎる永遠(とわ)の旅立ちだ。()無常(むじょう)を恨むのみである。
 列車で札幌に出て17時半から大地塾12月例会兼ねて「大(ぼう)年会(ねんかい)大地祭」を開く。500人以上の党員・サポーター・後援者が出席して下さり今年一年を締めくくる。
 8月30日の第45回衆議院総選挙でのお礼を申し上げ、政権交代出来たことに感謝し、私自身、衆議院外務委員長に就任し、国政の表舞台に復帰できたのはお集まりの皆さんのおかげと心からの挨拶をさせていただく。
 政治家は人間関係が一番である。その点変わらざる後援者、支持者の人情、広い心に感謝してやまない。ただただ頭の下がる思いである。


第5回大地祭

鈴木宗男

2009年12月19日(土)

 西松建設違法献金事件初公判を各紙が取り上げており、見出しに注目する。

 読売新聞1面大見出し   「小沢氏秘書無罪を主張」サブ見出しで『検察「天の声出し献金要求」』
 朝日新聞1面大見出し   『検察「天の声求め献金」』サブ見出し「小沢氏秘書は否認」
 毎日新聞1面大見出し   「小沢氏秘書が無罪主張」サブ見出し『検察「ゼネコンに要求」』
 日本経済新聞1面大見出し 「小沢氏秘書無罪を主張」サブ見出し『検察「工事に天の声」指摘』
 産経新聞2面       『小沢氏秘書無罪を主張「政治とカネ」疑惑続々。近く石川議員を聴取へ』
 東京新聞1面大見出し   「小沢氏秘書無罪を主張」サブ見出し『検察「ゼネコンに天の声」』

 それぞれ両方の主張を取り上げているが見出しで各紙の受け止めが如実に解る。
 産経新聞の「政治とカネ」疑惑続々とあるが、公判で何か新しいものはあったのだろうか。検察の言い分を鵜呑みにして、そちらに軸足を置いてしまうと公平性を欠く。
 検察の主張がすべて正しいのか。最近の足利事件、布川事件で検察の起訴が間違っており再審決定になり無罪になる事は間違いないだろう。いわんや解釈の問題、受け止めの問題での事件、裁判は予見を挟んではいけない。
 8年前、メディアスクラムによる「ムネオバッシング」があった。
 検察のリーク、外務省のリークで「ムネオハウスで」、「北方領土支援のディーゼル発電で」はては、「アフリカODAで」鈴木は捕まると連日報道された。
 これらの件で私は裁判していない。検察は4年前に手をつけ事件に出来なかった「ヤマリン問題」で私を逮捕した。4年前釧路地方検察庁が事件にしようとし、私の周辺を調べたが、違法性が無いとして諦めたものを、4年後に事件化した。読者の皆さんも冷静に考えて欲しい。一度検察が事件に出来なかったものを、検察が権力の名で暴走すると、いかに恐ろしいかということを、私は身をもって経験した。
 西松献金事件でも、検察は無理し、暴走している。
 ヤマリン事件で、私を取り調べた当時の東京地検谷川副部長、吉田検事が、今回谷川さんは、東京地検次席として、吉田検事とのコンビでこの事件にあたっているのも、面白い巡り合わせである。
 私は、大久保秘書の主張を信じて疑わない。今後の公判の成り行きを見守りたい。

鈴木宗男

2009年12月18日(金)

 政府は子ども手当に年収2000万円の所得制限を設ける方向で検討に入ったと各紙が報じている。
 「所得制限はしない」という選挙での約束をここに来て方針転換するのは、財源の問題や、更には定額給付金の時、金持ち・富裕層にまで出す必要があるのかという声が出たことが影響しているのだろう。連立3党でも温度差がある。
 子ども手当が導入されると、今ある児童手当はなくなる。児童手当は年収860万円未満が支給要件で、約9割の国民が対象となっていたが、子ども手当の所得制限を2000万円未満とすると、99%が該当するという。
 子ども手当は選挙での大きな目玉公約であり、多くの有権者をつかんだと言っても良い。この制度はどういう落としどころになるか見守りたい。
 朝日新聞1面トップに「公設秘書 衆院103人兼職 『議員が許可』特例乱用」と大きな見出し記事が出ている。国民の税金から給料をもらっている秘書は特別公務員でもあり、兼務はできないようにした方が良い。国民から「特権」、「優遇されている」と受け止められることは避けるべきだ。
 かつて秘書給与詐欺事件が多発し、何人もの国会議員が逮捕された経緯があり、秘書の勤務実態が問題となった。このことからしても、兼職禁止を明確にすべきではないか。
 公明党の山口那津男代表は、「天皇陛下と中国副主席の会見は政治利用ではない」と昨日記者会見している。連立を組んだ自民党はこの発言をどう受け止めるのか。興味あるところである。
 西松事件の大久保隆規秘書の裁判が始まった。大久保秘書は検察側の起訴事実を全面的に否認し、無罪を主張している。
 検察の暴走でどれだけの人が迷惑しているか。最近の「冤罪」が証明している。
 裁判官も一方的な調書主義に頼らず、神聖なる法廷での真実の訴えに、よくよく耳を傾け、公正、公平な判断をして戴きたいものだ。

鈴木宗男

2009年12月17日(木)

 一昨日、「布川(ふかわ)事件」の再審が決定し、無罪の公算が大きいと言われている。無期懲役で27年間も刑務所に入れられ、人生を奪われたことの責任を誰が償うのか。
 足利事件の再審が始まり、そして布川事件である。ここまで「冤罪」が起きたのはなぜか。取調べの全面可視化をしていれば防げたことではないか。警察、検察は全面可視化に反対しているが、それならばどうして再審になり、無罪となるのか。
 間違った取調べ、強圧的な自白強要は、全面可視化をすれば防げる。次期通常国会では、可視化法案を成立させなくてはならない。
 一審、二審の裁判官にも責任がある。調書主義で、検察によってつくられた話に乗って判断したことは、間違いだったのである。布川事件の桜井さんと杉山さんが、再審が決定した日の記者会見で「公判で裁判官にわかってもらえると思った」と語っているが、裁判官が検察官の言い分を先入観を持って受け止めていたと言われても当然だろう。
 私の場合も、神聖な法廷で真実を述べても、判決の際に「反省の情皆無」「法廷での証言よりも調書の方が信ぴょう性、信用性が高い」と一刀両断される。何のための裁判かと言いたい。
 真に公正、公平な結論を得るためにも、取調べの全面可視化を求め、私は行動する。読者の皆さんも、「狙われたら明日は我が身だ」ということを頭に入れて、御理解、御協力を戴きたい。冤罪をなくすためにも、政治犯を作らないためにも。
 普天間基地移設問題に関し、与党3党で協議して結論を出すとした鳩山首相の判断に、早速米国側は過剰な反応を見せている。
 「日米同盟」と言うのなら、日本の立場も考え、尊重するのが真の同盟関係ではないか。脅かしや押しつけで沖縄県民の心をつかむことはできない。ここはある程度時間をかけて、鳩山首相が言う「沖縄の思い、総意を受けて結論を出したい」で十分である。
 あの美しい、きれいな青い海を埋め立てて良いのか。まだ使える空港が沖縄、本土にもある。分散・移転も可能ではないか。国、沖縄県、米国がより協議を重ねていくことが大事である。アメリカ寄りの報道で解決できる問題ではない。沖縄県民の理解、協力が一番である。
 小沢幹事長が天皇陛下の国事行為について触れた15日の記者会見について、ちょっとした解釈論争になっている。
 日本国憲法の第7条10項に「儀式を行ふこと」とある。これをもって外国のお客様に会うとする解釈、学説をとる法律家、憲法学者もいる。
 それからすると、小沢幹事長の考えは間違っていない。決めつけた物言い、判断は危険であり、公平性を欠く。冷静な議論をして戴きたいものである。
 「30日ルール」と羽毛田宮内庁長官は言うが、それならば過去に30日を切って受けた例はなかったのか。是非とも国民に真実を明らかにして欲しい。
 先月のオバマ米国大統領にしても、決まっていた日程が直前になって変更されたものの、粛々(しゅくしゅく)と行われた。今回の件にしても、天皇陛下とのご引見が決まってから、羽毛田長官は何の意図があって記者会見をしたのか。
 「自分は天皇陛下をお守りする立場にある」と話していたが、それならば職を賭して、身体を張って「日程は受けられない」と断固突っぱねるべきではないか。
 天皇陛下に日程を説明しただけでも、尊皇精神に欠けている。口では「お守りする」と良いながら、官僚の自己保身が透けて見える。
 「何のために会見したのか、羽毛田長官は国民への説明責任がある」という多くの声があることをお知らせしたい。
 6時55分羽田発で女満別に飛ぶ。車で釧路管内弟子屈町に行き、私の後援会長である高橋正光さんを弔問。70歳、早すぎる旅立ちに、世の無常を恨むのみである。
 弔問に向かう途中電話があり、帯広事務所の佐藤秘書が亡くなったと連絡が入る。ガンで入院していたのだが、62歳、これまた何という巡り合わせか。
 更に、有城正憲帯広市議会議員の奥さんのご逝去の報が入る。世の儚さを感じながら、心からのご冥福を祈る。
 10時25分女満別発の飛行機で東京に戻り、16時半東久留米市長選挙の馬場一彦候補の応援。
 19時から神奈川県相模原市で民主党本村賢太郎代議士の後援会会合に出席。
 今日も一日あっという間だった。

鈴木宗男

2009年12月16日(水)

羽毛田宮内庁長官の「政治利用」発言について、佐藤優さんが次の様な見解を示している。以下、全文を掲載させて戴く。

佐藤優の眼光紙背:第64回

 日本の国家体制の根幹に影響を与えうる深刻な出来事が生じた。
 12月11日、羽毛田信吾宮内庁長官が、天皇陛下と中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席の会見が決まった経緯に関して、<今回、外務省を通じて内々に宮内庁の窓口に打診をされてきたのは1カ月を切った段階でしたから、ルールに照らし、お断りをした。その後、官房長官から、ルールは理解するが日中関係の重要性にかんがみてぜひお願いするという要請があり、私としては、政治的に重要な国だとかにかかわらずやってきたのだからぜひルールを尊重していただきたいと申し上げました。/その後、再度、官房長官から、総理の指示を受けての要請という前提でお話がありました。そうなると、宮内庁も内閣の一翼をしめる政府機関である以上、総理の補佐役である官房長官の指示には従うべき立場。大変異例なことではありますが陛下にお願いした。が、こういったことは二度とあってほしくないというのが私の切なる願いです。>(12月12日asahi.com)と述べた。
 その後、天皇陛下を政治利用したという世論の激しい非難が、鳩山由紀夫総理と小沢一郎民主党幹事長に対して向けられている。筆者は、日本は中国に対して過剰サービスをするうべきではないと考える。従って、習近平氏に対しても、もう少し淡々とした対応をとった方がいいと思う。ただし、日本外務省の中国専門家は異なる判断をしたのであろう。今回、生じた問題は、この中国要人の処遇を巡る問題とは位相を異にするところにあると筆者は考える。
 そもそも羽毛田長官がいう1カ月ルールなどというものが、どのような根拠によって定められたものなのだろうか? 宮内庁官僚が定めたものではないのか? 天皇陛下との会見は、外交儀礼上、きわめて重要だ。急に組み込まれる外交日程はいくらでもある。公式晩餐会ならば、事前の準備や案内もあるので、突然、日程を組み込むことができないのは当然だ。しかし、会見について1カ月ルールを定め、外交の手足を縛ること自体がきわめて政治的行為であることに羽毛田氏は気づいていないようだ。
 羽毛田宮内庁長官が、尊皇のまこと心をもって天皇陛下をお守りしているのかどうかということが問われているのだ。習近平氏の会見を受けるべきでないと羽毛田長官が職業的良心に基づいて考えるならば、「私はそのようなお願いをすることはできません。どうしてもというならば、私を解任してください」と言って頑張るべきだ。そして、解任されても、言い訳をせずに静かに去っていくべきと思う。身を挺して、天皇陛下が政治の嵐に巻き込まれないようにすることが宮内庁職員の仕事ではないか。羽毛田長官が経緯説明という名目で記者会見を行ったことによって、天皇陛下が政治問題に巻き込まれてしまったというのが真相だ。
 14日、<民主党の小沢一郎幹事長が、宮内庁の羽毛田信吾長官の発言を「辞表を出してから言うべき」と批判した>(12月14日産経新聞電子版)が、当然のことと思う。羽毛田氏は、選挙で選ばれた政治家ではなく、内閣によって任命された官僚だ。鈴木宗男衆議院外務委員長が<私は陛下のご了解を戴いたのにもかかわらず、その日程のやり取りを表沙汰にした羽毛田宮内庁長官は尊皇精神に欠けていると言いたい。陛下のご健康、ご体調を軽々に平場で口に出すのはいかがなものか>(12月1日付ブログ「ムネオの日記」)と述べているが、その通りと思う。
 小沢氏の対応に問題があると考えるならば、国民は次の選挙で、小沢氏並びに同氏と考え方を同じくする民主党の議員を落選させるという形で、影響を行使することができる。これに対して、羽毛田宮内庁長官をはじめとする官僚は、身分保障がなされているので、国民の力によって排除することはできない。南北朝時代、北畠親房、楠木正成など南朝の忠臣は身を挺して後醍醐天皇をお守りした。この精神で宮内庁職員は天皇陛下をお守りすべきと思う。(2009年12月15日脱稿)

 私も佐藤さんと同じ認識である。読者の皆さんにも是非ともご一読戴きたい。
 夕刊を見ると、鳩山首相の母親は自由民主党の鳩山邦夫代議士に、2007年から総裁選のため月1500万円の資金提供に加えて更に1000万円増額して渡していたと書かれている。しかも、鳩山邦夫代議士側から1000万円の増額を依頼し、それに母親が応じていたとのことである。
 年間で3億円の資金提供について、鳩山邦夫代議士は国民に説明すべきである。「兄は潔くない」と言っていたことをお忘れではないだろう。3億円という額を何と心得るのか。是非とも説明責任を果たして戴きたい。
 私は国策捜査により、政治資金規正法の範囲内で領収書も切っている政治資金を賄賂とされ、検察は事件を作り上げた。
 「鳩山邦夫代議士は3億円ものお金を戴き、『贈与税を支払う』と言うだけでいいのか」、「悪質な脱税行為だ」といった声を多くの人から聞かされる。「国税当局、検察当局も、国民に対ししっかり説明を果たせ」といった声も多数聞かれる。
 関係者の対応を見守りたい。

鈴木宗男

2009年12月15日(火)

 政府は与党党首級による基本政策閣僚委員会で、米軍普天間飛行場の移設問題について、「与党三党で移設先を含め検討する」との方針を決定している。連立政権である以上当然の流れだが、沖縄の思い、沖縄県民の心を十分汲み取って検討すべきである。
 知恵を出せば種々(いろいろ)なことが考えられる。自民党政権時代の日米合意が100%のものかと言うと、やはり様々な意見があった。
 政権交代をしたのにもかかわらず、アメリカの一方的な押しつけとも言うべき「日米合意」を守れと言うのは、日本の政治状況が変わったことを良くわかっていない話である。ここはキャンベル国務次官補の手のひらに載せられることのないよう、外務・防衛両省の官僚は心して協議に臨んでほしい。
 いつも言っていることだが、先の大戦での沖縄の苦痛、悲劇、戦後の米軍駐留による痛み等、沖縄の皆さんがどれほど我慢に我慢を重ねてきたのか、よく考えなくてはならない。あわせて、沖縄が極東の安全、平和に大きな貢献をしてきたことに、幾重(いくえ)にも沖縄県民に感謝することである。
 アメリカにはきちっと筋を通し、言うべきことは率直に言うことが大事である。担当者の胆力が試される場面だ。
 夕方小沢幹事長に面会。宮内庁長官の話や普天間について意見交換する。
 さすがに含蓄のある、また興味深いお話をされていた。政治キャリアを十分踏まえた判断、考えに、なるほどと納得するものである。
 マスコミに報じられない小沢幹事長の配慮、人間味をつくづく感じさせられ、勉強になった。
 羽毛田宮内庁長官のいわゆる特例会見が大きな波紋を拡げているが、「羽毛田長官は尊皇精神に欠けている」という指摘が様々な方面から私のもとに届く。「この人は本当に天皇陛下のことを考えているのだろうか」という声が多い。
 私も、天皇陛下にお話をされ、会談日程のご了解を得てから表沙汰にするのは、何かしら意図的なものがあるのかという感じもする。
 天皇陛下は中国の習近平国家副主席と会見された。テレビ、あるいは夕刊各紙の写真から見る天皇陛下のお姿は、何事にも動じない、ただただ頭の下がる思いである。
 本当に羽毛田長官が天皇陛下をお守りすると言うのなら、口に出して言うのではなく、態度で示すべきではないか。この点、極めて残念な羽毛田発言であった。
 一日議員会館でフランスの国防・軍隊委員長の表敬やマスコミ取材、お客さんの来訪を受ける。
 12時から習近平国家副主席の歓迎レセプションに出席。
 16時半に北海道の美唄市農業協同組合の海老田聖一組合長を小沢一郎民主党幹事長のところにご案内し、あっという間に一日が過ぎた。
 夜は4ヶ所の会合をこなす。師走、年の瀬を感じる一日になった。

鈴木宗男

2009年12月14日(月)

 日銀が12月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。
 夕刊各紙は次の様な見出しである。

・日本経済新聞 大企業製造業 景況感 3期連続改善 12月日銀短観 回復幅は縮小 設備投資28%減 最大の減少幅 (1面トップ)
・読売新聞   12月短観 景況感の改善鈍化 大企業製造業 設備投資 減少率最大 (1面トップ)
・朝日新聞   景況感 改善幅が縮小 日銀短観 設備投資は下方修正 (1面トップ)
・毎日新聞   日銀短観 設備投資計画が急減 大企業製造業 景況感改善も鈍化 (1面トップ)
・東京新聞   景況感 改善が鈍化 12月日銀短観 上昇は3期連続 しぼむ回復期待 デフレ宣言が追い打ち (1面トップ)


 これを受けて来年度予算をどう組むか、鳩山首相の正念場である。
 天皇陛下と中国の国家副主席との会談をめぐり、政治家がそれぞれの立場で発言しているが、いずれも的外れではないか。
 私は陛下のご了解を戴いたのにもかかわらず、その日程のやり取りを表沙汰にした羽毛田宮内庁長官は尊皇精神に欠けていると言いたい。陛下のご健康、ご体調を軽々に平場で口に出すのはいかがなものか。「羽毛田長官こそ政治利用しているのではないか」という声も聞かれる。
 畏れ多いことには、慎重の上にも慎重を期して対処して戴きたい。
 11時半釧路発で上京し、議員会館で仕事。
 22時から約1時間、日本BS放送「INsideOUT」に出演する予定である。
 12月に入り、一日が過ぎるのが速く感じられる。

鈴木宗男

2009年12月13日(日)

 朝の「新報道2001」(フジTV)、「サンデープロジェクト」(TV朝日)で普天間問題が取り上げられ、与野党の代議士が議論している。自民党は「日米同盟、日米関係重視の上で、日米合意を守れ」と言っている。
 私も日米関係は重要だし、大事であるという認識を持っている。今日の自民党議員に欠けているのは、沖縄県民の思いを踏まえて、先の選挙結果を十分わかってモノを言っているのかということだ。
 普天間の返還を決めたのは、平成8年の橋本首相であり、当時、名護の比嘉市長が受け入れを表明したのは平成9年12月である。それから約10年かかり、辺野古沖で合意した。
 沖縄の皆さんは基地の整理縮小、統合を望んでいるのだ。辺野古沖に決まったことに対しても、心配、不安を感じている。
 上からの押し付けでこの問題を考えてはいけない。政権交代もあった。選挙での沖縄県民の新しい判断もあった。これまでの日米合意を元に、部隊移転、騒音の軽減、環境保全、地位協定の見直し等、基地の整理統合について、新しい角度から日米両国が協議していく事が今、求められているのだ。それが新しい閣僚クラスの作業部会の立ち上げでなかったのか。ここは冷静に対処すべきである。
 キャンベル氏の描いたシナリオで動く事は、逆に問題をこじらせることにつながるだけである。外務・防衛両省の担当者も沖縄県民の思いをもっとしっかり受け止めてアメリカ側と交渉せよ。アメリカの言いなりと受け止められる交渉は、政権交代した以上なじまないのだ。官僚は気合いを入れ直し、大臣、総理を支えて戴きたい。
 それにしても、TVの議論を聞くにつけ、沖縄県民の忍従の歴史をいかほど理解して言っているのかと憤るものである。野党の意見は鳩山首相に対する批判ばかりで、生産性のないものだった。今、あなた方のツケを返済しているという事を是非とも知るべきである。
 鳩山首相の「沖縄県民の総意、想いをふまえて」という言い方で良いのである。十分、日米両国で話しあって、ベターよりベストの結論を出すようにして戴きたい。
 毎日新聞朝刊トップに『沖縄密約文書現存せず 返還時「肩代わり」 外務省廃棄か 元局長証言と矛盾』以上の見出し記事である。
 これが事実とすれば犯罪である。懸念されていた事が現実となるならば、外務省の責任は重い。国益を損ない、しかも公文書を勝手に廃棄したとするならこれは間違いなく犯罪である。事実関係をはっきりさせなくてはならない。
 正午から千葉県流山市で、民主党内山あきら代議士の国政報告会に招かれ講演をする。熱心な支持者が出席しており、想いが伝わって来た。
 14時40分羽田発で釧路に飛び、阿寒グランドホテル鶴雅で今日は網走管内女性部の集い。
 政治風土厳しい網走管内だが、昭和58年以来の支持者を中心に新しいメンバーも加わり、「鈴木宗男後援会の女性部 ここにあり」の雰囲気に感激する。心ある皆さんに感謝の気持ちで一杯である。

鈴木宗男

2009年12月12日(土)

 今年の世相を表す漢字に「新」が選ばれた。昨年は「変」で、オバマ大統領のチェンジ、変革の影響があった。
 今年は日本でも政権交代、新しい政治体制に対する期待感の表れが多くの応募につながったのだろう。
 そもそも、漢字検定協会も新しい体制になったのだからビックリである。
 来年は、どんな漢字になるだろうかと今から思いめぐらす、気の早い自分に苦笑いする。
 昨夜、鳩山首相、亀井国民新党代表、福島社民党党首が食事をとりながら会談している。普天間問題や来年度予算案について当然話題になったことだろう。
 普天間問題で、鳩山首相の迷走、決断の無さを指摘する声があるが、私は、鳩山首相の言う、「沖縄県民の思いを踏まえて問題解決に向けて全力を尽くしたい」という考え方で十分である。県外海外移設を福島社民党党首は叫ぶが、それならばどこが受け入れてくれるのか、候補地を決めてきてから言うべきではないか。場所も決めないで声高に、県外、海外と言うのは無責任だ。
 平成7年沖縄の県道104号線越え実射訓練を、時の村山首相がクリントン大統領と決めてきながら、自分の地元大分県日出生台演習場で受け入れなかった。私は、沖縄の負担軽減の為、敢えて北海道矢臼別演習場に誘致した。大変な反対、非難ごうごうであったが、私は、町長、議会関係者に頭を下げ地元を説得し、誘致にこぎつけた。少しは責任ある政治をしたと思っている
 普天間移設問題を考えるとき、今日までの沖縄の平和への貢献、その為の痛み負担に心から感謝し、将来に向けて、基地の整理縮小、騒音軽減、環境整備、地位協定見直し等、総合的に日米協議をしっかり行い沖縄の皆さんに理解を得ることである。
 これまで極東アジア、世界の安定平和にどれほど沖縄が貢献してきたか。
 そして今しばらくアジアの安定平和の為、沖縄の貢献が必要であることをきちんと説明してきただろうか。外務、防衛両省の官僚はこの点しっかり踏まえて大臣をサポートして頂きたい。
 心のこもった仕事をお互いやっていこうではないか。
 鳩山首相を官房長官はじめ司司(つかさつかさ)の人が裂帛(れっぱく)の気合で支えていくことを期待したい。
 6時35分羽田発で旭川に向かい、11時から網走管内遠軽町白滝で高規格幹線道路の開通式典、テープカットに出席。旭川、札幌がグーンと近くなる。
 18時半から、釧路市で後援者の息子さんの結婚披露宴。20時20分釧路発で上京。
 朝5時に起き、夜中もどる1日であった。


旭川紋別自動車道開通式典

鈴木宗男

2009年12月11日(金)

 ゴルバチョフ元ロシア大統領と昼食を取りながら座談会を行う。
 海部俊樹元首相も来て下さり、1991年4月の海部-ゴルバチョフ マラソン会談に触れ、お二人とも懐かしそうに想い出話にふけっていた。
 海部元首相から「あの時、北方四島をゴルバチョフ大統領は『小クリル列島』と表現していたので、四島の島の名前を入れてくれとお願いし、共同声明において四島の名前が明記されることになった」と、極めて興味深い話をされていた。またゴルバチョフ、海部両氏は、1991年7月のロンドンサミットで、当時のソ連に対してG7の国がどの様に対応したか、今まで表に出ていなかった話について語り合っていた。
 ゴルバチョフ氏は、「日ロ関係については幅広く信頼関係をつくり、そしてロシアの懐に入っていく必要がある。その点でも、人的交流等が足りない。ライオンが毛を立てて何かを狙うかの様に、自分の主張を押し通す保守的な考え方では進まない。シベリア、極東プロジェクトで日本が取り残されてはならない。日本とロシアがもっと接近する関係にしなくてはならない」と、なるほどと思われるお話をされていた。
 1991年8月のクーデター未遂事件の生々しいやり取りも聞くことができた。メドベージェフ大統領とプーチン首相の関係についても、ゴルバチョフ氏の考え、認識をお尋ねした。
 ゴルバチョフ氏が大統領になり、歴史的なベルリンの壁崩壊が起き、ソ連からロシアになった。まさに歴史の生き証人とも言うべき人の話に教えられること大であった。
 自民党の鳩山邦夫代議士が、自民党の役職を辞退している。
 母親から資金提供問題で責任をとる事での辞表提出だが、その前に国民への説明責任を果たすべきではないか。9億円という巨額のお金が、何時いただきどのように使っているのか何の説明もない。まずは事実関係を明らかにするべきではないか。
 「兄は男らしくない、一国の指導者は潔くけじめをつけなくてはいけない」(東京新聞夕刊2面)と言っているが、ご自分はどうなのかよくよく考えていただきたい。
 19時から「週刊金曜日」トークイベントにパネリストとして参加。
 今年の話題について政権交代等、話させていただく。

鈴木宗男

2009年12月10日(木)

 自由民主党の二階俊博代議士の政治資金収支報告書への虚偽記載疑惑で政策秘書が略式起訴されたことが、テレビ、新聞に取り上げられている。二階代議士は「こうしたことになり遺憾だ」と述べている。
 「鈴木さん、全くの他人事の様な対応ですね」、「二階先生と長田秘書、西松の関係はとても親密でしたよ」等々の電話も入ってくる。私なりに色々知っていることもあるが、いずれかの機会に持ち越すことにする。
 西松事件を機に、企業・団体献金は廃止すべきである。ここは国会議員等しく自浄能力を発揮しようではないか。政党助成金を仕分けの対象にしないのもおかしい。
 無駄をなくすと言うなら、国会議員、公務員の特権と言われるものをやめるのが、国民の理解を得る道である。読者の皆さんも是非とも御協力戴きたい。
 夕刊各紙に、コペンハーゲンでの第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)にあわせて検討していた、鳩山首相とオバマ米大統領との首脳会談の開催は困難であると出ている。
 普天間問題を解決しなければ日米同盟が崩れる、日米関係に亀裂が生じるなどと心配する声もあるが、私は過剰反応だと思う。普天間問題は日米合意ができ、解決すべき問題ではあるが、日本側も政権交代したこと、特に沖縄県民の皆さんの思いを考えると、すんなりと日米合意を進めるわけにはいかない事情がある。沖縄における米軍基地の移転分散、騒音被害等を軽減することをはじめ、お互い努力しなくてはいけないことがある。
 ゲーツ国防長官の押しつけ的な物言いや、ルース大使の一方的な日本への態度によって、アメリカ側の思い通りに行くと考えているのなら、大違いである。特に、キャンベル国務次官補やグレグソン国防次官補達のシナリオに、外務省や防衛省の官僚は乗せられすぎている。
 もっと沖縄の思いを考えて、特に事務方がアメリカ側に強く出なくてはいけない。それから大臣、総理の出番である。プレーヤーがいないことを懸念するものである。

鈴木宗男

2009年12月09日(水)

 岡田外相が昨日、普天間飛行場の移設問題を話し合う日米閣僚級の作業部会が中断されると表明している。
 せっかく新しい作業部会を立ち上げたのであるから、ここは沖縄の思い、声を大事にし、しっかり、じっくり協議した方が良い。アメリカ側の押しつけに屈してはならない。
 日米合意は生きている。しかし、その後政権交代があった。
 沖縄県民は極めて厳しい判断を衆議院選挙で示した。この厳粛な事実をきちんとアメリカに説明すべきである。自民党政権時代に決めたことを100%守れと言うアメリカ側にこそ無理がある。
 日米同盟と言うなら、日本の歴史的変化も考えて欲しい。「少し時間を貸しましょう」という配慮があっても良いのではないか。口では日米同盟と言いながら、自分の主張のみを強調するやり方は理解できない。
 この点、鳩山首相を核心として、外相、防衛相がしっかりとスクラムを組んで対処すべきである。
 自由民主党の二階俊博代議士の政策秘書が略式起訴されている。このことについて自民党は何と説明するのか。鳩山首相や小沢幹事長の政治資金問題を指摘してきた自民党である。ここは明快な、国民への説明責任を果たして戴きたい。
 議員会館で仕事をする。正午から、先週月曜日の11月30日、ロシアの大統領府長官のナルィシュキン氏が講演した民間外交推進協会で講演をする。
 ナルィシュキン長官の講演内容にも触れながら、ロシアについての思いを話させて戴いた。
 AP通信の取材、更には世界的なNGO法人ヒューマン・ライツ・ウォッチのトム・マリノフスキ(元クリントン米大統領補佐官)の訪問を受ける。今日は外交の話題が多かく、貴重な話を伺うことができた。
 夜はマスコミ関係者と懇談。

鈴木宗男

2009年12月08日(火)

 与党三党は、衆参両議院の議員が公務で海外渡航する際、ファーストクラスを使わずにビジネスクラス以下の席にすることを決めた。
 民主党の小沢幹事長が「国会がやれば政府も従わざるを得ない」と言っているが、その通りだ。これも無駄をなくす一つの国会改革である。まずはできることから始めよ、である。
 更に東京、沖縄、北海道と地域差も考えず、一律に支給されている月100万円の文書通信交通滞在費もやめるべきである。また、月65万円の立法事務費もやめるべきだ。
 政党助成金は、年間320億円も税金から受け取っている。これは国会議員一人あたりに換算すると、4500万円渡している計算になる。国会議員、国家公務員の特権をなくすことが、国民の支持、理解を得る早道である。小沢幹事長の更なる英断を待ちたい。
 あわせて、企業献金、団体献金の廃止も、一日も早く決めて戴きたいものである。
 仙谷行政刷新相が事務次官廃止を視野に入れた公務員制度改革案を通常国会に出す意向を記者会見で述べている。まずポストをなくすことありきよりも、仕事をきちんとやっているかどうかの検証が先ではないか。
 しっかり国民目線で頑張って働いている者には、それなりの処遇、待遇があって当然である。“官僚の中の官僚”的な者は排除して良い。ポストをなくすよりも、人材、人物をまず見ることをやって戴きたい。
 また仙谷大臣は要望があれば仕分けを再議論すると言っているが(日本経済新聞2面)、仙谷大臣自身が汗をかくべきだ。担当大臣として他人に任せるのではなく、ご自身が財務省の力も借りず仕分けして見てはいかがだろうか。ワイドショー的、劇場型のやり方は1回きりで結構だ。
 民主主義は手続きが一番で、次に中身である。一方的に決めつけるやり方は民主的でない。議論に議論を重ね、そこで得た結論はお互いが責任を持つという民主主義の大原則を踏まえて進めるべきではないか。
 8時から旭川で異業種の経営者の集まりである「若獅子会」で朝食懇談会。旭川の現状、そして将来について意見交換をする。
 10時発で上京。国会が閉会しても何かと忙しいものである。
 夜は役所OBの方と懇談。事務次官まで務めた皆さんから貴重なお話を伺う。色々な角度からの話は重いものである。

鈴木宗男

2009年12月07日(月)

 男子ゴルフで18歳の石川遼選手が最年少で賞金王に輝いた。
 ジャンボ尾崎将司選手が26歳で達成した記録を36年ぶりに更新した石川選手は、凄いことをしでかした。18歳とは思えない、落ち着いた態度で記者会見する姿は、やはり違う雰囲気を漂わせている。
 男子ゴルフはここ3、4年、女子ゴルフに人気、注目を奪われていたが、石川選手の活躍により男子ゴルフにも注目が集まり、話題が戻ってきた。これも石川効果と言うべきか。
 とにかくどの世界でもヒーロー、スターが出現すると、世の中の見る目が変わってくる。これからの石川選手の更なる活躍を期待したい。
 それに引き替え、政治の世界はどうだろう。今朝の読売新聞の世論調査では、内閣支持率は60%を切っている。

・「首相指導力なし」急増 (1面トップ)
・普天間 経済 偽装献金 国民、首相に厳しい目 (2面)


 との見出しが踊っている。
 70%を超える支持率でスタートした鳩山政権であるが、まだ3か月しか経っていない。期待が高いほどちょっとしたことで大きな落胆に繋がるが、もう少し時間を貸してやるべきだ。来年の通常国会での対応を見て判断してもらいたい。
 普天間基地移設問題にしても、政権交代したのだから自民党政権で約束したことを100%守れと言う方が無理である。特に、沖縄の思いを考えれば考えるほど、時間が必要になってくる。
 アメリカの言いなりになる必要はない。鳩山首相には「宇宙人」のニックネームよろしく、未知の世界から何が来るかわからないといった、夢と希望を与えてくれる大胆な政権運営を期待したい。
 昨日鹿児島県志布志市で、冤罪事件の被害者14人が捜査段階での取調べの可視化を求める市民集会を開いている。足利事件の菅家利和さんも出席し、「自分の様な被害者を出さないためにも、可視化を是非実現してほしい」と訴えている。
 間違った判断により、菅家さんは17年半も刑務所に入れられていた。可視化されていれば防げたことである。
 警察、検察が身勝手に自己保身、出世のみを考えるあまり、可視化に反対するのは許せない。人間としての対応をなぜできないのか。法務大臣も国家公安委員長も、官僚の時間稼ぎに乗っかってしまっている。
 民主党が「官僚政治打破」を訴えた結果、国民は政権交代という大きな決断をしてくれたことを忘れてはいけない。読者の皆さんにも、取調べの全面可視化に向け、御協力を戴きたい。私も発信していく。
 あわせて、個人情報保護法の見直しも考えなくてはならない。国会議員、国家公務員による、個人情報保護法を盾にした情報の出し渋り、匿名が多くなってきている。国会議員や国家公務員は公の立場であり、個人情報保護法の対象から外されるべきである。
 高級官僚には、この法律を盾に自分達を守ろうとする傾向がある。断じて許してはいけない。
 私は個人情報保護法の改正に向けても発信していく。読者の皆さん、特にメディアの皆さんにも御協力を賜りたい。
 13時、ゴルバチョフ元ソ連大統領と鳩山首相のとの表敬に同席。
 平成3年、ゴルバチョフ大統領が訪日された際、私は外務政務次官であり、何回か接伴させて戴いたことがある。ゴルバチョフ元大統領は、当時の海部俊樹首相とのマラソン会談で、北方四島の4つの島の名前を挙げて「問題解決に向けて話し合おう」と言ってくれた最初の指導者であった。グラスノスチ(情報開示)、ペレストロイカ(改革)という言葉もゴルバチョフ元大統領の時代に出てきたものであった。
 鳩山首相もとても温かい対応ぶりで、ゴルバチョフ元大統領も感激していた。勿論、北方領土の話題も出た。ビザなし交流はゴルバチョフ-海部会談で決まったものであり、その時私は外務政務次官であった。
 外交は積み重ねであり、重層的、多面的なアプローチも必要である。様々なネットワークを活かすことも大事である。
 鳩山首相は4日にもアレクサンドル・パノフ元駐日ロシア大使とも会われているが、鳩山首相のロシアにかける思いは、必ずや日ロ関係のダイナミックな発展に大きく寄与することだろう。
 9時25分女満別発で上京。
 15時10分羽田発で旭川へ向かい、以前から頼まれていた講演をする。
 20時から私の後援者の会社忘年会に出席。今日も北海道と東京を往復する。

鈴木宗男

2009年12月06日(日)

 岡田外務大臣が沖縄を訪問し、知事はじめ普天間移設先の名護市関係者と会談しているが結論は見えてこない。
 普天間移設問題は12年前からスタートした話である。橋本、小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生政権と7代の総理が関わってきた。橋本、小渕政権での沖縄との関係は良好だった。小泉政権以後どうであったか一度検証すべきである。どれ程沖縄に心を砕き、沖縄県民の思いを理解してきたのか。私なりに学童疎開船対馬丸を探し当てたり、県道104号線実射訓練を私の地元に受け入れしたり、サミットを沖縄に決める様根回ししたり、サトウキビの価格保証をしたり沖縄と30年以上関わって来た者として歯がゆい思いである。プレイヤーがいないと痛感する。
 鳩山首相の気持ちをしっかり受け止めて何よりも沖縄県民の心を汲み取って1日も早い問題解決を図って欲しい。
 アメリカが年内先送りに強い懸念を示していると言うが、またキャンプ・シュワブ沿岸名護市に移設する現行計画の履行を強く求めようが、日本は日本の判断をすれば良い。この夏の選挙で沖縄県民は全選挙区で民主党系の衆議院議員を選んだ。この厳粛な事実を考えなくてはいけない。
 何よりも沖縄の思いをしっかり受け止めて結論を出すべきである。
 午前中、札幌で仕事をし、13時10分千歳発で女満別空港に飛び阿寒に向かい、釧路管内鈴木宗男後援会女性部の集いに出席する。300人もの熱心な女性後援者が参加して下さり有難い限りである。後援会の絆に感謝で一杯だ。


女性の集い前島富子(八代英太夫人)さんの講演


女性の集い懇親会


懇親会で演芸発表

鈴木宗男

2009年12月05日(土)

 昨夜9時半過ぎに記者数名から、総理公邸に小沢幹事長、輿石参議院議員会長が入っているのではないかとの連絡を受ける。公邸周辺がにぎやかになっているとのことだったが、情報が一人歩きすると恐ろしいことになる。時間的にずれる話もある。恐ろしい話も流れ、一瞬緊張した時間帯だった。
 日米両政府による閣僚級作業部会の二回目会合が昨日行われ、ルース駐日米大使の話が大きく取り上げられている。

読売新聞1面   米、普天間継続使用も 長期化なら「グアム移転に影響」 日本側に警告 不誠実なじる米大使
朝日新聞2面   漂う普天間移設 米、いらだち隠さず 「このままなら、状況さらに困難」
毎日新聞3面   「首相指示」 混乱に拍車 普天間問題越年 米反発強い圧力
日本経済新聞1面 米、普天間越年に懸念 「米軍再編行程表に影響」
産経新聞2・3面 米に大きな失望感 首相、グアム移設に言及も… 実現性薄い代替案 防衛相「年内困難」 普天間問題WG 大使激怒「現行案が唯一」 「鳩山は盧武鉉」の見方
東京新聞1・2面 米、「普天間」越年に懸念 駐日大使「解決困難になる」 連立配慮 きしむ政策 宙に浮く普天間作業部会 米は不信感 移設先変更応じぬ構え

 以上であるが、見出しを見ただけでも各紙のスタンスが(うかが)い知れる。
 日米の最高首脳が新しい作業部会をつくり、精力的に話を詰めることで合意している。その作業が行われている最中であるのにもかかわらず、ルース大使の物言いは、日本を軽視したものである。
 話し合いでベストの結論を出す作業がスタートしてからまだ二回目である。ルース大使の頭づくりは、最初から「辺野古ありき」ではないのか。沖縄県民の思いをいかほど理解しているのか。
 沖縄県民の思いを知る者として、また橋本政権の時から普天間返還の経緯を最初から知っている私としては、何よりも沖縄県民の思いを大事にして、日米双方が「これならばやっていける」という結論を出すべきであると考える。
 沖縄をバカにしたやり方は断じて許せない。外務省、防衛省の担当官僚にも、しっかりしろと言いたい。キャンベル次官補はじめ米側の言いなりになっては、沖縄県民の理解は得られない。
 日本は政権交代したのである。日米合意は合意として尊重しなくてはならないが、政権交代を受けて更に議論する余地があるということで、今の作業部会ができたのだ。キャンベル次官補の思い通りにはいかないことを、日本の官僚はしっかり伝えなくてはいけない。
 日本は節度と道義を重んじる国民である。キャンベル次官補あたりに舐められていると受け止められることは、一番良くない。日本の国益を考えるなら、まずは沖縄県民の心をよく汲み取って交渉するのが最善最良のやり方である。
 私は鳩山首相の冷静で弾力的な、幅の広い対応を支持していきたい。
 2010年に南アフリカで開かれるワールドカップの組み合わせが決まった。我が日本はE組みで、対戦相手はオランダ、デンマーク、カメルーンである。なかなかの強豪チームとの対決となった。決勝トーナメント進出に向け、選手の皆さんの奮起を期待したい。
 17時から空知管内三笠市で新党大地三笠支部・鈴木宗男三笠後援会の会合。18時から岩見沢市で同じく新党大地岩見沢支部・鈴木宗男岩見沢後援会の“望年会”。
 多くの仲間にご出席を戴き、ありがたい限りである。

鈴木宗男

2009年12月04日(金)

 先日のムネオ日記でも触れたが、行政刷新会議の事業仕分けについて、月100万円の文書通信交通滞在費、月65万円の立法事務費等、国会議員の各種特権や、全額税金からまかなわれている政党助成金もその対象に含めるべきではないか、まずは国会議員自ら身を削ることで初めて国民の理解を得られるのではないかとの思いで、11月26日に質問主意書を提出した。
 今日その答弁書が返ってきた。以下、質問主意書とその答弁書を掲載したい。

行政刷新会議による事業仕分け作業と国会議員の特権等に関する質問主意書

本年9月16日に発足した鳩山由紀夫内閣において、行政刷新会議が新設された。現在、同組織により、国民の税金の無駄遣いを徹底的にチェックする事業仕分け作業が行われている。右を踏まえ、質問する。

一.行政刷新会議は、聖域を設けることなく、あらゆる分野について仕分け作業を行っていると承知するが、確認を求める。

二.例外的に、行政刷新会議の事業仕分けの対象外となる分野はあるか。

三.現在国会議員1人あたり月100万円の文書通信交通滞在費、また各会派に1人あたり月65万円の立法事務費が支給されている。加えて、東京都港区にある衆議院議員宿舎は、相場感覚の5分の1程度の格安の家賃で居住できる様になっている。更に、国民1人あたり約600万円、国と地方をあわせて約850兆円を超える国家財政赤字を抱える中、国会議員1人あたり年約500万円を超えるボーナスが支給されている。行政刷新会議の対象はあくまで行政であると承知するが、この様な立法府における税金の無駄遣いこそ事業仕分けの対象にし、国会議員1人1人が自ら率先して身を切るべきであると考えるが、鳩山内閣の見解如何。

四.現在国民1人あたり約250円、全体で約320億円に上る政党助成金については、過去に同制度が導入されるにあたり、代わりに企業献金、団体献金を廃止することを目指すという前提があったと承知するが、それらは今も続けられている。同制度も国民の税金を原資としている以上、削減、または廃止等、そのあり方を見直すため、行政刷新会議の事業仕分けの対象とすべきではないのか。

右質問する。



政府答弁書

一から四までについて
御指摘の「事業仕分け」については、平成二十一年十月二十二日に開催した第一回行政刷新会議において了承された「事業見直しの視点」において、「平成二十二年度予算編成においては、聖域なく事業の見直しを行うこととし、根本から歳出の枠組みを刷新する」とされていること等を踏まえ、対象となる事業・組織等を決定したものであるが、お尋ねの文書通信交通滞在費、立法事務費、政党交付金等については、まずは、国会においてその在り方を御議論いただくべき問題であると考えている。


以上である。
 民主党は官僚政治打破、国民の目線に立った政治を訴え、政権交代を実現できた。この答弁書では、官僚政治そのものではないか。なぜ国会議員自らが前向きに国会議員の特権、無駄をなくすことを考えないのか。
 行政刷新会議は、その名の通り、行政の無駄を排除することが目的である。今日の答弁は、立法府・国会の話は国会でやってくれと言わんばかりのものだが、日本の国に関わる全ての国家予算は、最終的に行政・内閣が決める。
 事業仕分けの様子がテレビはじめ各マスメディアで報道され、いわゆる仕分け人が舌鋒鋭く事業を切り捨てていく姿がよく目についたが、「なぜこれが廃止なのか?」と疑問の声が上がることもあった。仕分け人である国会議員自らが身を切り、血を流すことで、初めて国民の理解、支持を得られるのである。昨日の日記にも書いたが、まずは「隗より始めよ」なのだ。
 本日で臨時国会が閉会。自民党は今日の本会議にも欠席した。今国会では採決に加わらなかったことになる。
 野党は国会論戦が勝負だと考えるが、このやり方でどの様な展望が開けるのだろうか。余計な心配はするなと言われるかもしれないが、健全な議会制民主主義の為にも、健全な野党が必要なのである。
 本日の参議院本会議で日本郵政グループの株式売却凍結法案が成立した。これで国民の財産を守れる事になる。郵政民営化の抜本的見直しの第一歩である。
 さらに三事業一体のより効率的、利便性の高い見直しに向け、来年の通常国会で取り組んで参りたい。
 11時過ぎに小沢幹事長、19時に鳩山首相にお客さんを案内する。旧知の関係者だが、お互い忌憚きたんのないお話をされていた。
 やはり人間関係は大事である。


○本日受領した政府答弁書6件
・№36 外務省における各種密約の調査等に関する第3回質問主意書
・№37 冤罪の定義に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
・№38 冤罪並びに取り調べの全面可視化に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
・№39 外務省における飲酒対人交通事故や暴力事件を起こした人物の幹部登用の是非等に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
・№40 北方領土に居住しているロシア系住民へのビザ発給等に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
・№41 行政刷新会議による事業仕分け作業と国会議員の特権等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

鈴木宗男

2009年12月03日(木)

 自民党の鳩山邦夫代議士に対し、実母から9億円もの資金提供がなされていたとの報道について、「寝耳に水だ。兄も国会で『何も知らない』と答弁したが、同じ状況だ」と述べたと各紙が書いている。
 兄の資金提供が出た際、「説明責任がある」と言っていたのではないか。自分のことになると一転逃げの姿勢だ。面白い変化である。
 永田町では「兄と同額のお金を母親は公平に弟にも渡していた」とささやかれていたことを、私は何度となく聞いている。月1500万円、年1億800万円。一ヶ月1500万円と言うが、日本で何人の人が年収1500万円をもらっているだろうか。
 鳩山邦夫代議士は「政治資金収支報告書は完璧だ」と言っているが、ご本人が報告書を全てチェックして話しているのか。勢いで言ったとするなら、ブーメランになって返ってくることだろう。
 自民党はこの鳩山邦夫代議士の件をどう説明するのか。与党にだけ矛先を向けず、党内調査も念には念を入れてやった方が良いのではないか。
 「国民政治協会からの出し入れ、迂回献金等、鈴木さん、叩けば色々ありますよ」と言ってくる人もいる。「日本歯科医師会による献金の実態を今一度検証し、明らかにした方が良い」と言ってくる人もいる。重箱の隅をつつく話に私は乗らないが、色々考えさせられることである。
 事業仕分けで「廃止」となった外交問題を扱う月刊誌「外交フォーラム」を外務省が買い上げる制度の継続を求める緊急声明を、北岡伸一氏、田中明彦氏ら東大教授が記者会見している。
 国民の税金を使い、高い原稿料を戴いている人達にとっては必要かもしれないが、国民から見て特に必要はない。外務省はどこに配っているのか。また「国益に適う」と言うが、そもそも外務省のお抱え雑誌的であり、どの点で国益に適うと言うのか。
 またこの外交フォーラムは、外務省によって第3種郵便で配られているが、その定義は以下の様になっている。

第三種郵便物
承認条件について


第三種郵便物の承認条件は次のとおりです。
(郵便法第22条、郵便法施行規則第6条、内国郵便約款第162条)

1. 毎年4回以上、号を追って定期に発行するものであること。

2. 掲載事項の性質上発行の終期を予定し得ないものであること。

3. 政治、経済、文化その他公共的な事項を報道し、又は論議することを目的とし、あまねく発売(※)されるものであること。


(※)次の図のように、団体・個人等が一括購入後、第三者へ無料で頒布している場合や発売先を限定している場合はあまねく発売されていることにはなりません。


(3の具体的条件は、4~8のとおりです。)
4. 会報、会誌、社報その他団体が発行するもので、その団体又は団体の構成員の消息、意見の交換等を主たる内容とするものでないこと。

5. 全体の印刷部分に占める広告(法令の規定に基づき掲載されるものを除きます。)の割合が5割以下であること。

6. 1回の発行部数が500部以上であること。

7. 1回の発行部数に占める発売部数の割合が8割以上であること。

8. 定価を付していること。
(日本郵便HPより引用)


 この定義からすると、外務省が一括して買い上げをして、あちこちに配っているやり方は、第3種郵便制度の趣旨から外れ、違法行為になるのではないか。
 学者の皆さん方に言いたい。真の国益論を言うならば、無料で原稿を書き、手伝いをして初めて国民の理解が得られるのではないか。まずは隗より始めよ、である。
 朝、名古屋から帰京。東京は雨で、12月の雨はより寒さを感じる。師走に入ったということをしみじみ感じさせる今日の天気である。

鈴木宗男

2009年12月02日(水)

 昨日、吉野文六元外務省アメリカ局長が東京地方裁判所で証人として出廷し、これまで日本政府が否定してきた1972年の沖縄返還に関わる日米密約が存在することを認めた。
 当時の沖縄返還交渉の事務方の責任者が明確に法廷で語ったのである。自民党政権は国民にウソをついてきたことになる。
 私も小泉、安倍、福田、麻生政権に、質問主意書で密約の存在について度々確認を求めてきたが、「ないものはない」という態度だった。吉野証言からすると、政府、外務省は明らかにウソを言ってきたことになる。
 今回の吉野証言を歴代の総理、外務大臣はどう受け止め、どんな責任をとるのか。少なくとも国民に対する背信行為である。このことについてどう責任を取るのか。
 生きている総理経験者、外務大臣経験者は、積極的に国民に説明を果たすべきではないか。あわせて、岡田大臣のもとにつくられた、外務省における有識者からなる第三者委員会は、総理、外務大臣経験者からも話を聞くべきである。
 「歴史の歪曲は国民にとってマイナスだ」と毅然と話す吉野氏の姿に、80代、90代の日本人は凄い、しっかりしていると感じる。また、よく働いた等、様々な思いが胸を打つ。
 「ウソつきに良い外交はできない」と、私は常々思ってきた。マル秘文書を公然と共産党に流した8年前の外務省である。国家公務員法違反であるのに、何の調査もしない当時の外務省、官邸であった。こうした体質が今、明らかになってきている。
 吉野氏の毅然とした真摯なお話に教えられること大である。外務委員会としても、何らかの形で吉野さんのお話を伺いたいと考えている。
 昨日「北方領土返還要求行進アピール」に参加したことをお伝えしたが、その時面白いエピソードがあった。
 女性二人が横断幕を持って先頭を行進していたのだが、その横断幕は「北方領土は日本国有の領土です」と書かれてあった。私は行進しながら、「北方領土は日本『固有』の領土ではないのか」と指摘した。関係者も私の指摘によって初めて気がついた様子で、どうやら単純に「固有」を「国有」としてしまった事務的なミスだった様だ。「まあ、広義に解釈すれば『国有』か」とも思いながら、含み笑いをするしかなかった。
 9時25分女満別空港から上京。正午、定例の与党国対正副委員長、常任・特別委員長会の会議。
 夕方名古屋に向かい、大変お世話になっている方の会社の創業記念式典に主席し、お祝いのご挨拶を申し上げる。頑張っている姿にオーラを感じながら、人生の出会い、ご縁に感謝するものである。


◎本日提出した質問主意書2件
・№46 沖縄返還に係る日米密約に対する鳩山由紀夫内閣の見解等に関する質問主意書
・№47 北方領土問題に係る前原誠司沖縄北方担当大臣の発言等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

鈴木宗男

2009年12月01日(火)

 今日の朝刊でも鳩山首相、小沢幹事長関連の政治献金問題が大きく出ている。
 どうして検察しか知り得ない話が表に出るのか。静かに粛々(しゅくしゅく)と、かつ淡々と事実に(のっと)り、捜査を進めていく話ではないか。何かしら8年前、メディアスクラムによる「ムネオバッシング」が行われた状況に似ていると思うと、ゾッとし、身震いがする。
 国策捜査は私だけでやめにして欲しい。権力側が情報をリークし、世論操作をするのも私の時だけにして戴きたい。
 昨日ロシアのナルイシュキン大統領府長官の講演に触れたが、昨夜ロシア文化フェスティバル2009パーティーでもナルイシュキン長官にお目にかかることができた。私の発言に対し、長官から「勇気ある発言で感銘しました」と言われる。
 今朝も帝国ホテルでお会いする機会を得てお話することができた。「領土問題については一歩一歩前進することが大事だ」と長官に言われ、私も「その通りです。お互いの立場を尊重して進めることが大事で、その環境整備に私なりに努力したい」と申し上げる。
 来年は戦後65年の節目の年である。鳩山首相の北方領土問題解決に向けての出番がいよいよやってくる。
 衆議院第2議員会館の玄関で辻元清美国土交通副大臣に出会う。辻元さんの方から「先日はああいう言い方しかできなくてごめんなさい」と言われる。私は「かまいません。国会の場で言って下さり、意味がありました」と答える。「疑惑のデパート」「疑惑の総合商社」と叫んだ人が、「あの様な言い方をしたことを、今では反省しています」と、自民党議員の質問に対して答弁したことを多としたい。
 11時半から第4回北方領土返還要求行進アピール行動に参加し、銀座桜通から数寄屋橋、日比谷公園まで行進する。
 挨拶の機会もあったので、外務省の福山副大臣に「事業仕分けも結構だが、人事の仕分けも必要でないか。特に、一報道官が何の資格で、鳩山総理のやる気を削ぐかの様に、鳩山総理の発言を否定するのか」と、11月18日鳩山首相が道知事、元島民らに対し、「北方四島で日ロ首脳会談をやりたい」と述べたことに対し、兒玉和夫外務報道官が「そのような計画はない」と否定したことに関して、厳しく指摘しておく。福山副大臣も私の話を聞いていたので、今後の刷新を待ちたい。
 14時40分羽田発で釧路に向かい、17時半から恒例の一泊二日の女性の集い。今日は根室管内の皆さんの集まりで、200人以上の女性が参加して下さる。お一人お一人の手を握りながら、変わらざるご支援に感謝の気持ちで一杯である。


「女性の集いで前島富子さんの講演」


「女性の集い懇親会」


◎本日提出した質問主意書1件
・№44 ある国会議員と外務省との過去の関係が我が国の国益に悪影響を及ぼしたと同省が認識している根拠等に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書

○本日受領した政府答弁書5件
・№31 外務省による秘密指定文書の流出に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
・№32 1999年にキルギスで発生した日本人誘拐事件に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する再質問主意書
・№33 痴漢や窃盗行為等により逮捕された外務省職員への処分の妥当性に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
・№34 いわゆる北方領土不要論を唱えたと外務省が認識している国会議員に対する同省の対応等に係る鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
・№35 日ロ首脳会談についての内閣総理大臣の見解に対する外務報道官の発言等に関する質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

  衆議院ホームページ

鈴木宗男

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