週刊プレイボーイ

平成17年11月22日 第47号


「ニッポン外交、八方ふさがりの元凶は"あの人"です」

河合

なぜ、外務省の基礎体力がそこまで落ちてしまったのですか? 

鈴木

日本が不幸だったのは4年間も「外交がない」時期があった点です。

河合

外交がないというと?

鈴木

外交で大事なのは、やはり「人」です。 その最高責任者は総理大臣で、次が外務大臣。 ですが、田中真紀子・川口順子両外相時代は不毛空白の4年間だったんですよ。 特に田中真紀子さん。彼女は外交能力を買われたのではなく政治的な理由で大臣になった。 機密費に手をつけるなんて発想はいいが、やり方がダメだった。 その上、肝心の外交をしようという意識がまったくない。 これでは能力・やる気のある外交官たちが萎縮してしまいます。 自分たちが努力しても、それが生かされないんですからね。 このため外務省内部が屈折した状況に陥ってしまった。

さらに、次の川口さん。 3年も外相をやっていれば、なにか成果があってもいいものですが…なにひとつないですからね。 その責任は重いですよ。そして、このツケを日本は今も引きずっていると私は考えます。

 

(中略)

河合

ロシアと日本が繋がって中国を牽制するのは、実現すれば非常にいいアイデアだと思いますが、八方ふさがりの日本外交に逆転の秘策はありますか?

鈴木

外務省の意識改革でしょうね。

河合

問題はその時間があるかといことです。

鈴木

ならば、今、日本が持つ最強のプレイヤーを外交に投入すればいいのです。

河合

どなたですか?

鈴木

森喜朗前首相です。今、一番外交問題に精通している政治家ですし、外国の評価も非常に高い。

河合

森前首相は、ハワイで日本の練習船と潜水艦が激突した時にゴルフをしていたとか、国民にあまり良い印象がないですね。

鈴木

あれは森さんの責任じゃなかった。事件について正確な情報が上がっていれば森さんもゴルフをヤメてましたよ。

河合

なるほど。

鈴木

第3次小泉内閣で麻生(太郎)さんが外務大臣に就任しましたから、外交特命大臣でもいい。ロシアも中国も韓国も全部行けます。最後の切り札です。

【週刊プレイボーイ 平成17年11月22日 第47号】 より抜粋

このサイトの写真・文章などは、手段や形態を問わず複製・転載することを禁じます。
Copyright (C)2000 Muneo Suzuki Office. All rights reserved.