月刊ランティエ

平成18年6月号


酒を愛する著名人100人が選んだ「俺の酒、一本」

 人情味あふれる店で、うまい焼酎を味わう。

 2003年に胃がんの手術をするまでは、かなりの量を飲んでいた。だが、最近はうまい酒をゆっくり堪能している。和食のときは奄美大島の黒糖焼酎「里の曙」。なかでも、長期貯蔵の原酒43度の通称「黒角」を愛飲している。島の人の人情味を感じさせるほのかな甘みとまろやかさが気に入っている。黒糖というとカロリーが心配になるが、この酒は糖分ゼロというのもうれしい。赤ワインは体にいいと言うことで、生ラムのジンギスカンなどを食べるときには地元の十勝ワインの「清美」を飲む。軽い酸味と独特のコクがあっていい。

 東京でだれかと飲むときは、ほとんど赤坂の「古母里」に行く。ご主人との付き合いは約30年。ご主人、ママ、従業員とも人間味にあふれており、飲んでおいしい料理をいただいていると、ときがすぎるのを忘れてしまうほどである。

 町田酒造 里の曙

 酒税法では本来、黒糖による蒸留酒はスピリッツ(ラム酒)と位置づけられるため、高い税率がかかる。しかし、奄美大島にかぎり、麹を使うことを条件に焼酎として許可されている。里の曙は日本のラム酒とも呼ばれ、甘い独特の香りが特色。

【平成18年6月号週刊ランティエ】 より抜粋

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